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F東京・三田&柏・工藤のゴールで開幕はドロー発進

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[3.1 J1第1節 柏1-1F東京 柏]

 J1が1日各地で開幕した。日立柏サッカー場では、柏レイソルFC東京を迎えた。試合はMF三田啓貴が先制するも、FW工藤壮人が同点ゴールを決めて1-1で終了。引き分けでのスタートとなった。

 柏は2月23日のプレシーズンマッチ、栃木戦と同じく4-4-2でスタート。GKに菅野孝憲、4バックは右から鈴木大輔増嶋竜也近藤直也橋本和。ダブルボランチには大谷秀和と湘南から加入したハン・グギョン、攻撃的MFは右にレアンドロ・ドミンゲス、左に湘南から加入した高山薫、2トップは工藤と新加入のFWレアンドロが組んだ。

 対するF東京は4-3-3。GKは権田修一で、4バックは右から徳永悠平加賀健一森重真人太田宏介。中盤はアンカーの高橋秀人の前に東慶悟と三田が並び、3トップは新加入のエドゥーを頂点に、右に渡邉千真、左にはルーキーの武藤嘉紀が入った。

 開始40秒足らずで三田がオープニングシュートを放ったが、その後は静かな展開になった。柏はロングボールを使うも、前線にボールがおさまらず攻撃のカタチがつくれないまま時計の針が進む。

 CFのエドゥーをターゲットにボールを回すF東京も攻めきれないまま前半も中盤へ。この試合最初の決定機はF東京。前半29分、CKのチャンスで東のボールに森重がニアでヘディングを合わせたが、GK菅野のビッグセーブに阻まれた。

 前半35分を過ぎたあたりから柏がボールを支配してF東京を押し込む。前半37分には敵陣でレアンドロ・D、レアンドロ、工藤とボールがつながりシュートまで持っていったが、ボールはゴール左へ逸れていった。1分後にはレアンドロ・Dのスルーパスからレアンドロがシュートを放ったが、これも枠をとらえることはできなかった。前半終了間際の43分にも柏がチャンスをつくる。工藤、レアンドロ・D、レアンドロ、橋本とつなぎ、そのままドリブルでPA内まで侵入。タッチライン際でクロスを送ったがGKに跳ね返され、得点にはならなかった。

 0-0で入った後半開始早々にスコアは動く。太田のアーリークロスをエドゥーが胸で落とし、飛び込んだ三田がシュート。ボールはゴールライン上で橋本がクリアするも、クロアボールがGK菅野に当たる。ルーズボールを再び三田が反応して押し込み、F東京が先制する。

 先制後もF東京ペースに。同6分、高橋のクロスに武藤がフリーで右足を合わせたが追加点とはならなかった。

 柏は後半15分、右SBの鈴木を下げてMF狩野健太を投入。高山を右SBに回して反撃に出る。すると同18分、レアンドロ・Dが入れた楔のパスをレアンドロが右に流し、最後は工藤が右足を一閃。シュートはGK権田の手に弾かれながらもネットを揺らし、柏が同点に追いついた。

 勢いに乗る柏は、右サイドを抜け出したレアンドロのクロスに狩野がヘディングで合わせたが、シュートはクロスバーを越えてしまった。後半40分には再びエースがチャンスをつくる。PA内で工藤がDFを背負いながらもドリブルを仕掛けて右足シュート。ゴールポストに嫌われたが、そのこぼれ球を狩野がつめたが、GK権田の正面を突いて勝ち越し点は奪えなかった。

 結局、試合は1-1のまま終了。開幕戦で両チーム勝ち点1を分け合った。

(取材・文 奥山典幸)

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