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開幕スタメンのルーキー武藤「最初はどうなるかと思った」

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[3.1 J1第1節 柏1-1F東京 柏]

 ルーキーながらも、開幕スタメンの座を勝ち取ったのがFC東京のFW武藤嘉紀だ。幼い頃からF東京のサポーターであり、下部組織で育った男にとって、憧れの青赤のユニフォームを身にまとい、プロとしてピッチに立ったことは特別な出来事だったようだ。

「もちろん特別だし、とてもうれしかった。Jリーグでのスタメンは初めてだったので最初はどうなるかなと思いましたが、緊張はあまりしなかったと思います。逆に3日前くらいまでは本当に緊張していて、徐々に落ち着いてきた感じです。でも、今日も夜中に起きたりしていたので、実は緊張していたのかもしれませんね」とおどけたが、堂々たるプレーを披露した。

 左ウイングで起用されると、序盤から得意のドリブルで柏守備網を切り裂いた。圧巻は後半6分の場面で、寄せてくる2人のDFと対面しながらも物怖じすることなく、2人の間を軽やかに抜き去って好機を演出した。さらに178センチと高身長ではないものの、「ジャンプにも自信があって、空中戦ではあまり負けません」という空中戦での強さも示し、攻撃にリズムを生み出した。

 自分の持ち味を存分に発揮したが、悔やまれるプレーがあった。それがフィニッシュの場面だ。後半5分の場面では、MF高橋秀人のグラウンダーのクロスを右足で合わせるも枠を捉えることはできず。さらに同23分にはCKのこぼれ球が目の前に転がってくるが、シュートはGK菅野孝憲のセーブに遭い、得点を奪うことはできなかった。

「決定機が何度もあって、どれもゴールできなかったのは課題です。チームが引き分けたのも自分の責任だと思います」と悔しさを口にしたが、視線はすでに上を向いている。「今日みたいに何度もあるチャンスを外していてはダメなので、気持ちを切り替えて次のホーム戦で得点に絡みたい。今日の試合でドリブルなどの通用する部分も分かったので、次はもっとうまくいくと思います」

 憧れのユニフォームに袖を通した21歳のルーキーは、課題を克服をしつつ、さらなるステップアップを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

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