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本田はボランチで途中出場、ミランはユベントスの巧者ぶりに屈する

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[3.2 セリエA第26節 ミラン0-2ユベントス]

 セリエAは2日、第26節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームで首位ユベントスと対戦し、0-2で敗れた。ミランのリーグ戦の連勝は2でストップ。ユベントスは3連勝となった。

 本田は3試合ぶりのベンチスタート。FWマリオ・バロテッリも故障で欠く攻撃陣は、ジャンパオロ・パッツィーニを1トップに、2列目は右からMFアデル・ターラブト、MFアンドレア・ ポーリ、MFカカと並んだ。

 前半、内容で上回ったのはミランだった。26分にはカウンターからカカが決定的なシュート。GKジャンルイジ・ブッフォンが弾いた跳ね返りを再びカカが狙うが、ライン上でDFレオナルド・ボヌッチにかき出される。守備面でも19分にFWフェルナンド・ジョレンテのシュートをGKクリスティアン・アッビアーティがビッグセーブで弾き出すなど、集中した試合運びで、首位チームを圧倒した。

 だが前半終了間際、ユベントスが試合巧者ぶりを発揮する。44分、DFアディル・ラミの頭に当てたボールが中途半端になったボールをMFクラウジオ・マルキージオが粘ってキープする。FWカルロス・テベスの落としを受けたDFステファン・リヒトシュタイナーが縦に仕掛けてクロスを入れると、フリーで待っていたFWフェルナンド・ジョレンテが難なく押し込む。まさかの失点に本田はベンチで吠え、セードルフ監督は呆然。ワンチャンスを確実に生かしたユベントスが、1点のリードを持って、前半を折り返した。

 ミランは後半8分、ポーリが相手との接触プレーで負傷退場。トップ下に入る選手の負傷で交代カードに注目が集まったが、セードルフ監督はMFリッカルド・サポナーラの起用を選択。本田のこの時間での起用は見送られた。

 だが後半23分、ユベントスFWテベスの弾丸ミドルがクロスバーを叩きながらゴールラインを越える。2点のビハインドを背負ったミランは後半26分からついに本田を投入。しかしモントリーボと交代した本田はそのままボランチの位置に入った。さらにミランは後半30分からターラブトに代えてロビーニョを投入。早めに交代カードを切り終え、勝負に出る。

 本田はこのまま最後までボランチの位置でプレーした。しかしテベスと激しくボールを奪い合うシーンが見られるなど奮闘する場面もあったが、精彩を欠くプレーが見られるなど、存在感を見せることは出来なかった。チームもこのまま0-2で敗戦。連勝は2でストップした。


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