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新リーグJ3が開幕、リーグ初得点は町田MF遠藤が記録

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 J3第1節が9日、全国各地で開催され、日本サッカー界に新たな歴史が刻まれた。初年度のJ3は、J2から降格したガイナーレ鳥取、昨季JFLを戦った9クラブ、地域リーグからの飛び級を果たしたグルージャ盛岡、そしてJリーグU-22選抜を加えた12クラブによる3回戦総当たりのリーグ戦を行い、覇権を争うことになる。

 今季より松波正信監督を招へいして1年でのJ2復帰を目指す鳥取は、ホームに盛岡を迎えて開幕戦を戦った。序盤に決定機を作られた鳥取だが、GK杉本拓也のセーブでしのぐと徐々に主導権を握り始める。しかし、FW岡本達也やMF倉貫一毅を中心にゴールに迫るが、なかなか盛岡の堅い守備を崩し切れない。最終的にはシュート数で下回るなど攻撃陣が不発に終わった鳥取は、守備陣の踏ん張りで何とか勝ち点1を確保。一方で地域リーグから参入した盛岡にとっては、大きな自信を得る勝ち点1獲得となった。

 4年ぶりに相馬直樹監督が復帰した町田ゼルビアは藤枝MYFCと対戦。試合はわずか25秒で動いた。FW鈴木孝司のクロスをMF遠藤敬佑が蹴り込んで、ホームの町田がいきなり先制に成功する。遠藤の得点はJ3リーグ第1号となるメモリアルゴールとなった。その後は鈴木がPKを外すなど得点機を逸した町田だったが、終始試合を支配。後半8分にはPKを外した鈴木が汚名返上のヘッドを叩き込み、同12分にはFW木島徹也がダメ押しゴールを奪い、J3初戦を白星で飾った。

 注目のU-22選抜はFC琉球と対戦するもMF小幡純平に2得点を許すなど、0-3の完敗。昨季JFLを初制覇したAC長野パルセイロは新加入のFW高橋駿太の得点を守り抜いて、福島ユナイテッドFCを退けた。攻撃陣が爆発したツエーゲン金沢SC相模原から大量4得点を奪い快勝を収め、Y.S.C.C.横浜ブラウブリッツ秋田の一戦はともに1点を奪い合い、ドローに終わっている。

 次節は3月16日開催される予定だ。

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