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昨季ACL王者とドローの横浜FM、初勝利ならず

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[3.12 ACL第2節 横浜FM1-1広州恒大 日産ス]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第2節が12日に行われた。G組の横浜F・マリノスは昨季王者の広州恒大(中国)をホームに迎えると1-1で引き分け、今季のACLはこれで1分1敗となった。18日に行われる第3節はアウェーでメルボルン・ビクトリーと対戦する。

 直前に行われたJリーグ第2節からシステムは変わらず4-2-3-1を採用した横浜FMだが、スターティングメンバーを4人変更して、この一戦に臨んだ。GKに榎本哲也、DFラインは右から小林祐三、中澤佑二、ファビオ、下平匠。ドイスボランチには中町公祐と小椋祥平が並び、2列目には右から兵藤慎剛、中村俊輔、齋藤学を配置。1トップは端戸仁が務めた。

 ともにミスが目立ち攻撃の形を作れない序盤を過ぎると、広州にリズムを作られかける。特に左ウイングのムリチのスピードは脅威となったものの、これを右SBのDF小林祐三がきっちりと対応して決定機はつくらせない。前半8分にFWエウケソンにファーストシュートこそ放たれるも、粘り強い守備を見せて早い段階でピンチの芽を摘み取り、PA内への侵入は許さなかった。

 前半10分にFW端戸仁がチーム初シュートを放つなど、徐々に流れを引き寄せると、前半21分に先制に成功する。左サイドで得たFKのチャンスでMF中村俊輔がゴール前に送ったボールは直接シュートには結び付かなかったが、こぼれ球を端戸が右足で豪快に蹴り込んで先制点を奪った。2月26日に行われたACL開幕戦で全北現代(韓国)に0-3の完封負けを喫した横浜FMにとって、今季のACL初得点となった。

 先制を許したことで攻撃の手を強める広州の圧力を受ける時間帯が続いたが、DF中澤佑二とDFファビオを中心に相手攻撃をはね返す。しかし、1点リードのまま折り返すかと思われた前半37分に同点に追い付かれてしまう。

 PA外で相手にFKの好機を与えると今季、広州に加入したイタリア代表FWアレッサンドロ・ディアマンティに豪快に左足で決められて、スコアを振り出しに戻された。さらに前半ロスタイムには兵藤が負傷するアクシデントに見舞われ、MF佐藤優平を投入せざるを得なくなり、予期せぬ形で交代のカードを切ることになった。

 後半序盤は前半終盤の流れから変わらず、自陣に押し込まれるが、この展開がMF齋藤学の突破力を生かした。後半5分にMF中町公祐のパスから抜け出してシュートまで持ち込んだ齋藤は、その後も1対1の局面を何度も迎えて得意のドリブルで好機を生み出す。守備陣も後半13分にエウケソンに強烈な直接FKを浴びるもGK榎本哲也が弾き出し、さらに同21分にはディアマンティのシュートを再び榎本がセーブするなど、得点は奪えないが失点も許さない一進一退の攻防が続く。

 後半23分に中村が直接FKを狙い、同25分には中村のクロスを端戸がドンピシャのタイミングで合わせるもGKの好セーブに遭い、ネットは揺らせない。その後は両チームともに交代カードを切って主導権を握ろうとすると、中盤以降は横浜FMは自陣に釘づけになる時間帯があり、後半37分にはディアマンティのクロスからDFチャン・リンボンに完璧に合わせられたが、またもや榎本が立ちはだかり逆転ゴールは許さなかった。

 試合終盤には盛り返してセットプレーからゴールを狙った横浜FMだったが、最後までゴールは生まれず。昨季王者と勝ち点を分け合うこととなり、ACL初白星は次節以降に持ち越しとなった。

(取材・文 折戸岳彦)
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