beacon

なでしこ初優勝ならず…ドイツに3失点完敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.12 アルガルベ杯 日本女子0-3ドイツ女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は12日、アルガルベ杯決勝でドイツ女子代表と対戦し、0-3で敗れた。2年ぶりの決勝に臨んだなでしこジャパンだが、2年前同様ドイツの前に屈した。

 10日のグループリーグ最終戦のスウェーデン戦は、後半43分にMF宮間あやが勝ち越しPKを沈め、劇的勝利で決勝に進んだなでしこジャパン。決勝の相手は過去90分間の対戦ではまだ勝ったことがない、FIFAランキング2位のドイツが相手となった。

 中1日で臨むゲーム。先発メンバーはスウェーデン戦から2人を変更。GK海堀あゆみに代えてGK山根恵里奈、右SBの近賀ゆかりに代えて有吉佐織を起用した以外は、同じメンバーが並んだ。

 前半最大のチャンスを作ったのはなでしこだった。前半28分、右サイドからMF川澄奈穂美がシュートを放つ。GKシュルトに防がれるが、FW大儀見優季が詰める。しかしこれもポストに阻まれると、MF澤穂希がなだれ込むように飛び込むが、ゴールライン上でDFとGKに体で防がれ、先制ゴールとはならなかった。

 スコアレスで折り返した後半、なでしこは有吉に代えて近賀、澤に代えてFW岩渕真奈を投入。ドイツもMFゲースリンクに代えてMFケスラーを投入。両チームが動いて後半に臨んだ。

 いきなり結果が出たのはドイツだった。後半1分、なでしこのクリアミスを繋ぐと、代わったばかりのケスラーが思い切って右足を振り抜く。187cmの長身GK山根も懸命のセーブで腕を伸ばすが、手を弾いたボールはそのままゴール左隅に吸い込まれていった。

 勢いづいたドイツは後半5分、MFアルシが右サイド深くを突破すると、グラウンダーのマイナスクロスをFWミッタークが合わせて流し込み、加点。同16分には、10番FWマロジャーンが豪快なミドルシュートを叩き込み、なでしこを一気に畳みかけた。

 何とか流れを変えたいなでしこは後半20分からFW大野忍に代えてFW安藤梢をピッチに送り込む。同36分からは川澄を下げて、FW高瀬愛美を投入するが、最後までスコアは動かせず。2年前のリベンジはならなかった。

TOP