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[CL]バルセロナがシティに連勝し7季連続の8強入り

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[3.12 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 バルセロナ2-1マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、バルセロナ(スペイン)はホームでマンチェスター・シティ(イングランド)と対戦し、2-1で勝った。2試合合計4-1とし、7シーズン連続の8強入りが決定。欧州CLで初めて決勝トーナメントまで勝ち残ったシティだったが、初のベスト8進出はならなかった。

 シティのホームで行われた第1戦はバルセロナが2-0で先勝。試合後にはFWリオネル・メッシに対するファウルでPKを取られ、DFマルティン・デミチェリスが一発退場となった判定に異議を唱えるなど審判団を批判したマヌエル・ペジェグリーニ監督がベンチ入り停止処分を受け、この日はアシスタントコーチのルベン・コウシージャス氏がベンチで指揮を執った。

 バルセロナのホームで行われた第2戦も疑惑の判定が続いた。前半9分にPA内でメッシが倒れたシーンではDFジョリーン・レスコットの足が引っかかっていたが、主審の笛は鳴らず。同18分にはMFセスク・ファブレガスの絶妙なスルーパスにDFジョルディ・アルバが抜け出し、折り返しをFWネイマールが流し込んだが、アルバがオフサイドの反則を取られた。ところが、この場面でもアルバの位置はオンサイドだった。

 不運な判定が続くバルセロナだが、それでもボールポゼッションを高め、試合の主導権を握る。前半39分にはMFアンドレス・イニエスタの縦パスからネイマールがゴール前に抜け出すが、右足のシュートはGKジョー・ハートがセーブ。その直後にもメッシのスルーパスに走り込んだMFシャビ・エルナンデスがスライディングシュートでゴールを狙ったが、またもジョー・ハートの好守に阻まれた。

 スコアレスで折り返した後半も激しい攻防が続く。バルセロナは後半6分、メッシが右サイドからドリブルで中央に切れ込み、左足を振り抜いたが、惜しくも左ポストを直撃。シティも直後の後半7分、左クロスに後半開始から出場したFWエディン・ジェコが頭で合わせたが、GKビクトル・バルデスがビッグセーブを見せた。同9分にもDFアレクサンダル・コラロフの左クロスのこぼれ球をDFパブロ・サバレタが左足でシュート。決定的な場面だったが、枠を捉え切れなかった。

 先制点を取って準々決勝進出を決定づけたいバルセロナと、早めに1点を返して2試合合計スコアで1点差に詰め寄りたいシティ。拮抗した展開を破ったのは、やはりこの男だった。後半22分、セスクのスルーパスがレスコットに当たってゴール前にこぼれると、素早く反応したメッシがGKの頭上を越すチップキックでゴールネットを揺らした。エースのゴールで先制したバルセロナ。2試合合計3-0と突き放した。

 シティは後半33分、ジェコが左サイドからドリブルでPA内に進入したところで後方からDFジェラール・ピケに倒された。PKに見えるシーンだったが、やはり主審は笛を吹かない。すると、この判定に猛抗議したサバレタが異議で2枚目の警告を受け、退場処分。第1戦に続いて数的不利に立たされた。

 それでもシティは後半44分、MFジェームズ・ミルナーの右CKをジェコが頭で落とし、DFビンセント・コンパニが右足で押し込み、10人で1-1の同点に追いついたが、バルセロナも後半アディショナルタイムにイニエスタの折り返しからDFダニエウ・アウベスが勝ち越しゴールを奪い、2-1。2試合合計4-1とし、準々決勝進出を決めた。


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