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開始5分でGK退場…ミランは2点差追いつくも好調パルマに競り負ける…本田は出番なし

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[3.16 セリエA第28節 ミラン2-4パルマ]

 セリエAは16日、第28節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは、ホームでパルマと対戦し、2-4で敗れた。これでミランはリーグ3連敗。公式戦は4連敗。対する好調パルマは3連勝で敗けなしを16戦に伸ばした。

 11日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦でも、A・マドリーに1-4で敗れ、敗退が決まったミラン。リーグ戦でも不本意な戦いが続く中で、今週末には熱狂的なサポーターであるウルトラスがメディアを通して抗議声明を発表するなど、サポーターの我慢も限界に近づいている。

 そんな中で迎えたホーム戦だが、いきなりのアクシデントに見舞われた。前半5分、パルマFWアントニオ・カッサーノのパスで裏に抜け出したMFエセキエル・スケロットと、GKクリスティアン・アッビアーティがエリア内で接触。主審は決定機を阻止したとしてレッドカードを提示。PKも難なくカッサーノに決められた。

 残り80分以上を10人で戦うことを強いられただけでなく、GKを投入せざるを得なくなったミランは、ボランチに入っていたMFマイケル・エッシエンを削って対応。前半は何とか耐えて、1点ビハインドにとどめ、後半に向かった。

 しかし後半6分、パルマはMFアフリイェ・アックアのクロスを受けたカッサーノがワントラップでDFをかわしてシュート。無駄のない動きから放たれたシュートは吸い込まれるようにゴールネットを揺らす。昨年11月から負け知らずのパルマが着実にリードを広げていった。

 ただミランも諦めてはいなかった。後半10分には直前に交代出場していたDFアディル・ラミがCKを頭で合わせて1点差とする。さらに同31分にはなんとPKを獲得。これをFWマリオ・バロテッリが落ち着いて沈め、試合を振り出しに戻した。

 だが喜びもつかの間、パルマは後半33分、ショートカウンターから右サイドに流れたスケロットのクロスをFWアマウリが絶妙ヒールで流し込み、再び勝ち越しに成功。ラストプレーではFWジョナタン・ビアビアニーがトドメの4点目を押し込んだパルマが、現状のチーム状態の違いを見せつけ、勝ち点3をもぎ取った。

 前半早々のアクシデントもあり、交代枠を早めに使うことを強いられたミランは、後半21分にFWジャンパオロ・パッツィオニを入れたところで3枚目のカードを使い切る。リーグ戦では2試合ぶりのベンチスタートとなった本田だが、この日はアピールの機会は与えられなかった。


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