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独紙評価:地元メディアは2桁得点の岡崎を絶賛

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「疲れを知らない」

 マインツFW岡崎慎司は15日、ブンデスリーガ第25節ホッフェンハイム戦で2得点を挙げ、4-2の逆転勝利に貢献した。ドイツ『ビルト』や地元メディアは、7試合ぶりにネットを揺らし、今季通算11得点とゴール数を2桁に乗せた岡崎を高く評価している。

 マインツは前半戦でもホッフェンハイムに2ゴールを許したが、ホームで引き分けに持ち込んでいる。だが、アウェーでの今回の対戦では、それを上回る4得点で勝利をもぎ取った。

 後半立ち上がりに2点を先行されたマインツだが、67分に岡崎と2トップを組んだFWエリック・マキシム・シュポ=モティンが1点を返すと、さらに途中出場のDFベネディクト・ザラーのゴールで同点に。75分にはシュポ=モティンのクロスから岡崎のゴールで勝ち越し、わずか8分で試合をひっくり返した。岡崎はアディショナルタイムにもMF二コライ・ミュラーからのアシストで得点している。

 今シーズン4度目の「ドッペルパック」(1試合2得点)を記録した岡崎に対し、『ビルト』は高く評価した。チーム平均点3.29の中で、シュポ=モティンやザラーと同じくチーム最高タイの2をつけている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 一方、『キッカー』(チーム平均点3.5)では3と意外にも低めの採点だった。それでも、マン・オブ・ザ・マッチと第25節のベストイレブンに選出されたGKロリス・カリウスの1.5に次ぐチーム2位タイの採点となっている。

 地元メディア『アルゲマイネ・ツァイトゥング』(チーム平均点3.25)も、カリウス(1.5)に次ぐ2位タイの2という採点。寸評では次のように賛辞が送られた。

「苦は楽の種。疲れを知らないこの日本人選手は、前半こそホッフェンハイムの巨人たちに苦しめられたが、終盤には今季10、11点目を決めて返してみせた。マインツでの24試合で、シュトゥットガルト時代の63試合10得点を上回り、高原直泰、香川真司と同じく1シーズン10ゴール以上をマークした3人目の日本人選手となった」

 ここ9試合で6勝のマインツは、勝ち点を41に伸ばし、5位に浮上。来季のヨーロッパリーグ出場権獲得が現実味を帯びる中、次節は連覇決定の可能性もある王者バイエルン・ミュンヘンをホームに迎える。

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