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[CL]ドログバを封じたチェルシー、ガラタサライに完勝で8強進出

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[3.18 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 チェルシー2-0ガラタサライ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は18日に、準々決勝のセカンドレグを行い、チェルシー(イングランド)はホームでガラタサライ(トルコ)と対戦した。第1戦を1-1で引き分けている両チームの再戦は、前半でチェルシーが2点をリードする。後半もガラタサライを圧倒したチェルシーが、前半のリードを守り切って2-0で勝利し、8強に進んでいる。

 第1戦では、前半9分にFWフェルナンド・トーレスのゴールで先制していたチェルシーが、再び早い時間帯に先制する。前半4分、スローインを受けたMFエデン・アザールが右サイドにボールを展開する。これを受けたMFオスカルが中央に折り返すと、最終ラインの裏でパスを受けたFWサミュエル・エトーがPA内でボールを収めて右足でシュート。これが決まり、チェルシーが1点を先制した。

 ガラタサライも、元チェルシーのFWディディエ・ドログバにボールを集めて、反撃に出ようとする。前半15分にはPA外でオーバーヘッドを見せたドログバだったが、DFに体を寄せられていたこともあり、シュートを枠に飛ばせなかった。

 前半22分にはチェルシーが流れるような攻撃を見せる。MFフランク・ランパードからボールを受けたアザールが、左サイドでボールを運び、オスカルとのワンツーでゴール前の守備網を突破。PA内でリターンパスをスルーしたアザールの奥に走り込んだランパードがシュートしたが、クロスバーを越えて行った。その2分後にもチェルシーは、オスカルのパスを受けたアザールが、右足でゴールを狙ったが、GKフェルナンド・ムスレラにキャッチされている。

 その後も攻勢のチェルシーは、前半32分にランパードのFKをPA内で受けたDFジョン・テリーがボレーでゴールを狙ったが、これも枠を越えて行った。同38分にもチェルシーは左サイドをオスカルからアザールにボールが渡って突破すると、さらにPA内のエトーにボールをつなぐ。エトーの折り返しを受けたMFウィリアンがシュートしたが、GKの正面を突いている。

 前半42分にチェルシーは、CKからテリーが打点の高いヘッドを枠に飛ばす。これはGKムスレラに阻まれたが、こぼれ球をDFガリー・ケーヒルが押し込み、チェルシーが2点目を挙げた。この得点により、試合は90分間で決着がつくこととなった。

 後半に入っても、チェルシーは伸びのびとしたプレーを見せる。後半6分にはハイプレスから高い位置でボールを奪うと、ランパードからパスを受けたウィリアンが、強烈なミドルシュートを放ったが、GKムスレラにキャッチされた。その後もチェルシーは、前線からプレスを掛けてガラタサライにボールを前に運ばせず。試合の主導権を握ったまま、時間を使っていく。

 後半38分にもチェルシーは中盤でボールを奪うと、一気にカウンターに出る。最終ラインの裏に抜けたMFラミレスがボールを受け、落としたボールをDFセサル・アスピリクエタがシュートしたが、クロスバーを越えた。直後の39分にも右サイドから左サイドにボールを動かし、最後はPA内でアザールがシュートを放ったが、GKムスレラが反応した。

 チェルシーは後半41分にエトーを下げて、FWフェルナンド・トーレスを使う。その2分後にトーレスは、アザールからのヒールキックによるスルーパスを受けて、GKと1対1になる絶好の決定機を得るが、シュートをGKに当ててしまってゴールできない。

 ようやくアディショナルタイムにガラタサライも、ドログバにチャンスが巡ってくる。セットプレーからPA内でボレーでゴールを狙ったが、右足でしっかりヒットできずに、決定機を逃した。このままチェルシーが2-0で勝利し、2大会ぶりに準々決勝進出を決めている。


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