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今季初出場で決勝点の柏DF渡部「狙っていた」

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[3.19 ナビスコ杯グループB第1節 柏2-1浦和 柏]

 一進一退の激しい攻防が続いた試合に終止符を打ったのは、今季初先発初出場となった柏レイソルのDF渡部博文だった。後半34分、CKのチャンスでMF田中順也が蹴り出したボールが、渡部の下へと向かってくる。誰よりも早く反応すると、ヘディングで豪快に合わせて決勝ゴールを叩き込んだ。

「今年初出場の機会をもらったので、ゴールを狙っていました。難しい展開の試合となったので、セットプレーがカギになると思っていた。(田中)順也が良いボールを上げてくれたので、合わせるだけでした」と語ったように、狙って奪ったゴールだったと喜んだ。

 試合は浦和に押し込まれる時間帯も長かったが、PA内への侵入を簡単には許さず。相手がシュートモーションに入れば眼前に立ちふさがり、シュートを阻止した。チームは今季初の3バックを採用したが、守備にも戸惑いはなかったと話した。「3バックでも4バックでも持ち味を生かしていくだけです。浦和に攻め込まれることは予想できていたし、自分の役割ははっきりしていたので、体を投げ出してでもシュートをブロックしようとしました」。

 自身の決勝ゴールにより、チームは今季初白星を収めた。布陣を変更させての勝利となったが、「4バックでも3バックでも、試合の中で成長させていける部分もある。より自分たちの形に持っていきたい」とどちらのシステムでも自分たちらしさを見せたいと意気込む。続けて「ナビスコだけでなくJリーグでも長い戦いが続くので、試合に出れるように頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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