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[CL]昨季準Vのドルトムント、ホームでゼニトに敗れるも2戦合計スコアで8強入り

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[3.19 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 ドルトムント1-2ゼニト]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は19日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行った。ドルトムント(ドイツ)はホームでゼニト(ロシア)に1-2で敗れたが、2試合合計5-4で準々決勝進出が決定。準優勝した昨季に続いて2シーズン連続の8強入りを果たした。

 敵地での第1戦に4-2で先勝したドルトムントだが、週末のリーグ戦ではホームでボルシアMGに1-2の敗戦。一方のゼニトはリーグ戦でも不調が続いており、今月11日にルチアーノ・スパレッティ前監督を解任すると、18日にはアンドレ・ビラス・ボアス氏の新監督就任が発表された。ポルトガル人指揮官はドルトムント戦翌日の20日からチームの指揮を執ることが決まっており、この日はセルゲイ・セマク暫定監督がチームを率いた。

 ドルトムントは前半5分、DFマルセル・シュメルツァーの左クロスにフリーのFWピエール・エメリク・オーバメヤンが頭で合わせるが、ゴール左へ。立ち上がりのビッグチャンスを逃すと、逆にゼニトが先制に成功した。前半17分、力強いドリブルで右サイドから中央に切れ込んだFWフッキが左足を一閃。アウトサイドにかけた豪快なミドルシュートをゴールネットに突き刺した。2試合合計3-4と1点差に迫る先制点。試合の行方は分からなくなった。

 前半18分にFWロベルト・レバンドフスキがイエローカードを受け、累積警告のため、勝ち上がっても次戦の出場停止が決まったドルトムント。前半22分、MFケビン・グロスクロイツの右足ミドルはGKの好セーブに阻まれたが、同38分、シュメルツァーの左クロスを後方から走り込んだMFセバスティアン・ケールがヘディングで叩き付け、1-1の同点に追いついた。これで2試合合計5-3。再び2点差に広げ、前半を折り返した。

 後半のドルトムントはリスクを冒すことなく、じっくりとゲームを進めた。勝ち抜けにはあと3点が必要なゼニトは後半28分、DFドメニコ・クリシートの左クロスから途中出場のFWホセ・ロンドンがダイビングヘッドでゴールネットを揺らす。2-1と勝ち越し、2戦合計4-5としたが、追い上げもここまで。第1戦のアドバンテージを生かしたドルトムントが逃げ切り、2シーズン連続の準々決勝進出を決めた。


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