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大黒が移籍後初ゴール!京都が富山に逆転勝ち!

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[3.22 J2第4節 富山1-2京都 富山]

 京都サンガF.C.が新加入FW大黒将志の移籍後初ゴールなどでカターレ富山に2-1の逆転勝利。3試合ぶりの白星を挙げた。一方の富山は3連敗。今季初勝利は次節以降へ持ち越しとなった。

 精力的な守備からショートカウンターを繰り出す富山に苦しみながらも、京都がアウェーで勝ち点3をもぎ取った。富山は前半6分、左SB内田健太の高精度クロスからファーサイドのMFキム・ヨングンが決定的な右足シュート。7分には縦パスで抜け出したMF中島翔哉が正確なコントロールでPAまで運んで右足シュートを放つ。24日スタートのU-21日本代表候補合宿メンバーに招集されている中島の一撃はGK頭上を突いたが、これはオ・スンフンの好守によって得点には結びつかない。
 
 ただ8分にも左CKのこぼれ球をCB御厨貴文が左足ボレーで狙うなど、出足のいい守備から相手の背後を狙ってチャンスをつくり出す富山は、28分にスコアを動かす。中盤での素早いパスワークから3人目の動きでDF間のギャップを突いたSB木村勝太が右中間を独走。GKを引き付けてから出されたラストパスにFW苔口卓也が飛び込み、富山が先制した。

 対する京都は35分、MF駒井善成とMF山瀬功治のコンビで左サイドを攻略すると、ファーサイドでこぼれたボールをFWアレッサンドロが決定的な右足シュート。だが、富山はGK水谷雄一が素晴らしいセーブで阻止して得点を許さない。

 ただ、富山は38分にキム・ヨングンの折り返しを受けたMFソ・ヨンドクが決定機を迎えながら枠を外すと、後半はセカンドボールの攻防戦で主導権を握った京都が流れを引き寄せる。21分、左クロスから大黒が決定的なヘディングシュートを放つと、24分に右サイドからPAへ侵入した駒井がファウルで止められてPKを獲得。これを「PKの練習もしていたので自信をもって蹴りました」という大黒が右足で決めて同点に追いついた。

 さらに38分、京都はアイディアのあるFKから最後はCBバヤリッツァのゴールで逆転した。中島が前線で運動量多く守備に奮闘した富山は、中島やMF白崎凌兵が狭いスペースでもボールを守り、つないで攻めるなど京都に対抗したが、今季杭州緑城(中国)からJリーグへ復帰した大黒の京都加入後初ゴールなどで京都が逆転勝ち。京都のバドゥ監督は試合直後のインタビューで「今、満足しすぎて何も言えないくらい。本当に幸せです」と喜んでいた。
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