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Jデビュー戦が無観客試合、浦和のルーキー関根「逆にいつもどおりできた」

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[3.23 J1第4節 浦和1-1清水 埼玉]

 J1デビュー戦が無観客試合だった。浦和レッズのルーキーMF関根貴大は後半開始から出場。MF平川忠亮に代わって右サイドハーフに入り、積極的に仕掛けた。

「やってやろうという強い気持ちを持って入った。自分の特長はドリブル。そこをアピールしないといけないと思っている」。前半は停滞していた試合展開が、関根の投入もあり、後半は一変。DFが対峙しようと、前へ前へ勝負する関根のプレーは攻撃のアクセントになった。

 後半31分、大きなサイドチェンジを右サイドのタッチライン際で受けると、MF六平光成、DF河井陽介の2人を前にしてもひるまなかった。強引にこじ開け、右サイドを縦に突破。ゴール前に折り返したボールがMF原口元気の同点ゴールにつながった。

 19日のナビスコ杯・柏戦に途中出場し、プロデビューは済ませていたが、リーグ戦はこの日がデビュー戦。無観客試合という特殊な状況にも「逆に僕は観客が入った中でやったことがないので。逆にいつもどおりできたのかなと思う」と苦笑いを浮かべた。

「デビュー戦が無観客試合という選手もいないと思うし、逆に誇りを持って、プロ生活をがんばっていきたい」。デビュー戦で確かなインパクトを残した浦和ユース出身の18歳は「次はアウェーですけど、今度はサポーターの方が入った中で、今日以上のいいプレーをしていきたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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