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U-19日本代表注目のFW南野、U-21代表戦は30分間限定出場へ

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[3.25 練習試合 U-19日本代表候補2-1VONDS市原 ゼットエーオリプリスタジアム]

 今季セレッソ大阪の主力としてフル回転しているU-19日本代表候補FW南野拓実は、この日行われたVONDS市原との練習試合を欠場。U-19代表の鈴木政一監督はその理由について「ACLなどもあって、ここでも試合をさせちゃったりしたら(疲労が蓄積する)と思った」と説明した。そして26日に行われるU-21日本代表候補との練習試合について「30分3本のうちの1本だけやってもらおうかなと思っている」と起用プランを明かした。

 南野は今季J1の4試合とACL3試合全てで先発出場。スピードに乗ったドリブルと、トラップ、スルーパスで見せる技術などC大阪の強力攻撃陣の中で堂々のプレーを続けている。今年の目標としてA代表入り、W杯出場を掲げる19歳はチームの勝利に貢献しつつ、強烈アピール。今年は1月にU-19日本代表の一員として出場したU-19国際フットボールトーナメントNutifood Cup 2014(ベトナム)で優勝に貢献して大会MVPにも選出されるなど好スタートを切っている印象だ。ただ、そのベトナム遠征に始まり、2月に開幕したACL、そしてJ1でも試合に出続けている。疲労の度合いも懸念されるが、本人は「まだまだ若いですし、出てナンボやと思っているので。今年は怪我なく全部フル稼働でいく。タフなシーズンになるのはやる前から分かっているし、それがプロだと思っている」と前を向く。

 U-19代表では大黒柱として期待される南野。この日U-19代表は2か月半ぶりの実戦だったが、招集間隔が空いたこともあってか、チームとして継続して取り組んできたものを出し切れなかった。ただ鈴木監督同様に南野も「距離感とかテンポは後半がらっと変わった」と前向き。30分間限定出場で挑戦する“兄貴分”U-21日本代表候補戦へ向けて「自分たちのやってきたサッカーを、きょうまだ時間あるので話し合って、試合で表現したいと思います」と力を込めていた。

[写真]同じく注目のMF高木とランニングする南野(右)

(取材・文 吉田太郎)

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