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長友先発復帰のインテル、チャンス決めきれずスコアレス

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[3.27 セリエA第30節 インテル0-0ウディネーゼ]

 セリエAは27日、第30節の1試合を行い、日本代表DF長友佑都の所属するインテルがホームでウディネーゼと対戦し、0-0で引き分けた。長友は3試合ぶりに先発復帰を果たすと、後半41分までプレーしている。

「前半は確かに良くなかった。でもウディネーゼという厄介な相手に拮抗した試合は見せることが出来ていた。後半15分からは我々は少なくとも2、3点に値するプレーをしたと思う」。公式サイトによると、試合後、ワルテル・マッツァーリ監督はチャンスを生かし切れなかった展開に悔しさを隠し切れない様子だった。

 チャンスの数では確実に上回っていた。特に監督も言うように、後半15分すぎからは、インテルの一方的な展開が続いた。21分には左サイドから長友がクロスを上げると、FWロドリゴ・パラシオが頭で合わせるが、枠上に外れる。同26分には今度は長友が中に切り込み、シュート性のボールを入れると、FWマウロ・イカルディが合わせる。しかしこれも枠を捕えることが出来なかった。

 終了間際にはこの試合最大の決定機を迎える。43分、MFエステバン・カンビアッソの決定的なシュートが枠を捕えるも、17歳GKシモーネ・スクフェットの好セーブに遭う。こぼれ球をMFダニーロ・ダンブロージオが押し込むが、今度はDFマウリツィオ・ドミッツィにライン上で間一髪クリアされ、ゴールラインを越えることはなかった。

 勝ち点1を積み上げたインテルだが、3位ナポリとの差は13に広がり、欧州CL出場圏内との差はまたも大きく開いてしまった。マッツァーリ監督は「今季の私の任務はチームが良いサッカーを出来るように導くこと」とすると、「2シーズン目は思い描く方向に持っていきたい」と語るにとどめた。


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