日本サッカー協会は28日、ブラジルW杯に出場する日本代表がブラジル入りする前にアメリカ・フロリダで事前キャンプを実施し、現地で6月2日にコスタリカ代表、同6日にザンビア代表と国際親善試合を行うことが決まったと発表した。

　試合会場はいずれもアメリカ・フロリダ州タンパにあるレイモンド・ジェームズ・スタジアム。コスタリカ戦は現地時間6月2日午後9時(日本時間6月3日午前10時)キックオフで、ザンビア戦は現地時間6月6日午後7時半(日本時間6月7日午前8時半)キックオフ予定となっている。コスタリカとの過去の対戦成績は日本の1勝1分。ザンビアとは初対戦となる。

　アルベルト・ザッケローニ監督は日本サッカー協会を通じて「ブラジル特有の高温多湿の気候条件に対応するため、また極力移動時間を短くしたいと考慮した結果、フロリダという土地が最適なのではという判断のもと今回の決断をするに至った」とコメントし、事前キャンプ地にフロリダを選んだ理由を説明した。

　コスタリカ、ザンビアについては「中米とアフリカそれぞれの大陸特有のサッカーをしてくる。コスタリカはW杯にも出場する実力のあるチームで、ザンビアも先のアフリカネーションズカップでの活躍、優勝は記憶に新しい」と指摘したうえで、「そのうち一つはアフリカのチームであり、本番を想定して戦うという意味でも非常に大切な2試合になると考えている」と、ザンビア戦がW杯グループリーグ初戦となるコートジボワール戦を想定した貴重なテストマッチになると強調した。

【コスタリカ戦】
試合日時:6月2日21:00(日本時間6月3日10:00)キックオフ
試合会場:アメリカ/タンパ(Raymond James Stadium)
※過去の対戦成績:1勝1分
1995年8月6日 国際親善試合
○3-0 [西京極]
2002年4月17日 キリンチャレンジ杯
△1-1 [横浜国]

【ザンビア戦】
試合日時:6月6日19:30(日本時間6月7日8:30)キックオフ
試合会場:アメリカ/タンパ(Raymond James Stadium)
※過去の対戦成績:初対戦