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大久保3戦連発!川崎Fが2連勝!!名古屋の連勝を3で止める

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[3.28 J1第5節 川崎F1-0名古屋 等々力]

 J1第5節が28日に行われ、川崎フロンターレがホームで名古屋グランパスを1-0で下し、2連勝を飾った。名古屋の連勝は3でストップした。J1はこの日は1試合のみ。残りの8試合は明日29日に行われる。

 前節のFC東京戦を4-0で快勝し、ようやくリーグ戦今季初勝利を挙げた川崎F。スタメンにはF東京戦で頭部を裂傷し、前半43分で途中交代したDF井川祐輔も無事名を連ねるなど、全く同じ11人が並んだ。
 対する開幕戦は落としたものの、以後3連勝と好調名古屋。右SBのレギュラーを掴んでいた田鍋陵太が体調不良のため前節よりベンチメンバーを外れており、今節は今季リーグ戦初出場となる、本来CBの牟田雄祐を右SBで起用した。

 慎重な立ち上がりを見せた両チームだが、徐々にスピード豊かな川崎F攻撃陣が名古屋ゴールに迫りだす。不慣れな右SBでの先発となった牟田のサイドをMFレナトが仕掛ける。しかし、時間とともに牟田も落ち着いた対応を見せ始め、クロスを上げさせなかった。

 だが最初に決定機を作ったのは川崎F。29分、MF大島僚太の浮き球パスで裏に抜け出したFW小林悠が左足シュート。しかしボールはわずかにゴール右に外れる。42分には今度はスルーパスに反応した小林がゴール前にグラウンダーのクロスを入れる。だがこれもゴール直前で牟田にカットされ、チャンスを生かせなかった。

 名古屋も前半終盤に立て続けにセットプレーのチャンスを得る。だが川崎Fの集中した守りを最後まで崩しきれず、無得点のまま前半を折り返すことになった。

 後半に入ると、川崎Fにいきなり決定機がやってくる。左サイドからのCKを獲得すると、ファーに流れたボールを小林がボレーで狙う。だがこれもクロスバーに阻まれ、先制点とはならない。

 再々セットプレーを獲得している名古屋も後半13分、FKのこぼれ球をFWケネディが右足で狙うが、GK西部洋平に好セーブで阻まれ、得点とはならない。同17分には左サイドで獲得したFKをMF小川佳純が直接狙うが、これもクロスバーを叩いてしまい、決定機を生かせない。

 だがついに23分、均衡が破れる。右サイドエリア内でパスを受けたMF中村憲剛がグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前のFW大久保嘉人に渡る。トラップが少し大きくなるが、牟田のカバーを冷静にかわしてゴールに押し込んだ。エースのリーグ戦3戦連発となる今季4ゴール目で川崎Fが先制に成功した。

 たまらず名古屋は失点直後にMF枝村匠馬に代えてFW永井謙佑を投入。前線を厚くして同点ゴールを目指す。さらに後半35分には一気の2枚替え。牟田に代えてMF田口泰士、FW玉田圭司に代えて前節神戸戦で決勝ゴールを奪ったFW松田力をピッチに送り込んだ。右SBにはボランチの磯村亮太が下がった。

 だが試合はこのまま川崎Fが1-0で逃げ切り終了。川崎Fは今季リーグ戦ホーム初勝利を飾った。

(取材・文 児玉幸洋)

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