beacon

[MOM1000]広島観音FW八尾侑亮(新3年)_「際の頑張り」増して得点量産

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.29 ミズノカップU-18IN香川予選リーグ第2戦 筑紫高0-2広島観音高 香川県営第二サッカー・ラグビー場]

 香川西高との初戦で決勝ゴールを決め、この筑紫戦では2発。広島県新人戦でも6ゴールを決めて準優勝に貢献するなど広島観音高期待の180cmFW八尾侑亮(新3年)の得点能力が開花しつつある。

 この日は前半24分、DFに当たったシュートがPAへこぼれると、クリアしようとしたDFに猛然とプレス。相手のキックを叩くような形で先制ゴールを決めた。さらに後半29分にはCKから頭で2点目のゴールを叩き込んだ。広島観音の内田仁新監督は八尾について「以前は(ボールを持っていないときに)結構サボっていたけれど、プレスバックするようになった。際の頑張りが出てきた。それがシュートを決められることにもつながっているんじゃないでしょうか」と分析。本人も「観音は守備から入るということを全員で徹底していた。(自分自身、下級生時は)もっと守備とか頑張らないと使ってもらえなかった。守備があって、攻撃があるし、守備頑張ることで得点が生まれると思っている」。

 八尾が「ホンマ周りのお蔭です。センタリング上げてくれるので自分は決めるだけ」と感謝するように、チームメートたちのサポート、チャンスメークが大きいが、その中で自分も試合に出るために守備への意識を変え、それが表現できるようになった変化がゴール数も増やしている。「(自分に足りなかったのは)貪欲さだった。(コーチ陣からも)言われていました。今はやるだけです。スタメンになりたかったし、試合に出たかった」

 181cmと長身で強靭。前線で見せる迫力ある動きは大会関係者たちも注目していたが、本人は「(武器は)シュートですかね。自分で行って点を取れるし、どこからでも点を取れるように。大迫選手みたいな選手になりたい」と意気込む。昨年、広島観音は夏冬の県予選で4強に残ることができず、悔しい1年となったが、八尾は「去年の先輩の分も全国へ行くということをみんな思っている」という目標をチームメートたちともに果たす。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
ミズノカップU-18 IN 香川(うどん県)2014

TOP