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[MOM1001]野洲FW田畑翔伍(新3年)_冬場のボランチ経験プラスに3発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.29 ミズノカップU-18IN香川予選リーグ第3戦 日本航空高2-4野洲高 瀬戸大橋記念公園球技場2]

 この冬、約2か月間のボランチ生活を経験してきた野洲高FW田畑翔伍(新3年)が3得点の大暴れだ。まずは前半8分、「狙っていたらこぼれが来た」とシュートのこぼれ球を左足で押し込んで先制点。さらに17分には「結構、林とは合う。スルーパスのタイミングが分かるのでそれが出たシーン」とMF林雄飛(新2年)のスルーパスから抜け出して2点目のゴールを決めた。そして後半8分には決勝点。「自分は毎試合点に絡むこと。決めるところで決めてDF陣助けたいし、毎試合3点以上取るくらいのチームにしたいです」というFWが3得点で野洲を勝利へ導いた。

 下級生時から注目を集めたアタッカーのひとりだが、この冬は約2か月間ボランチでプレーしてきた。山本佳司監督はボールタッチの質や判断力などを向上させるためと説明したが、本人は「ボランチは結構ボールに触るじゃないですか。そういうボランチのいいところを見つけ出して、それをFWで活かす。FWをしたかったですけど、そういうところも課題だと思っていたのでいいかなと。それから視野が広がったというか、周りが見えてきた」という。小中学生時代を含めてGKからCB、SBなどすべてのプレーを経験してきた田畑はまたボランチというポジションからその良さを吸収して、プレーの質を確実に上げた手ごたえがある。

 再びFWに戻った現在はとにかく全国で勝利につながるゴールを。「ゴールになりそうなところを見つけ出す。そういうところが一番いいというか、ストラングポイントだと思います」という田畑が今後も貴重なゴールで野洲に白星をもたらす。 

(取材・文 吉田太郎)
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