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長友同僚のDFキブがインテルとの契約を解消「すべてに感謝している」

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 日本代表DF長友佑都の所属するインテルは3月31日、DFクリスチャン・キブとの契約を解消することを発表した。

 この契約解消は、相互合意のものであり、キブはクラブの公式チャンネルで「これが人生だ。恨みはない。一つの旅が終わり、新しい人生が始まる。それを僕は受け入れている。言いたいことはたくさんあるよ。でも、この(インテルでの)7年間だけでなく、キャリアを振り返るときに、正しい言葉を見つけ出せないんだ。ただ、すべてに感謝している」と、コメントをしている。

 2003年にアヤックスからローマへ移籍し、その後07年から青と黒のユニフォームに身を包んできたキブ。2009-10シーズンには欧州CL制覇を含む3冠を達成するなど、インテルでの7シーズンでセリエAを3度、コパ・イタリアを1度、制していた。

 ケガで現役生活に別れを告げることとなったキブは、「キャリアを通じて、何度もケガをしてきた。でも、その経験も自分を強くし、前進することができた。ケガは僕の人生の一部だし、僕のキャリアの一部なんだ。後悔は何もないし、誰も責めることもしない。これが運命なんだよ。それについて、僕は準備ができていたからね」と、話している。

 2010年には頭蓋骨を負傷し、それ以降、ヘッドギアを付けてプレーしていたキブ。「僕は頭を負傷してピッチに戻っていたから、『つま先のケガで引退するワケないよ』なんて冗談を飛ばしていたんだ。実際には単純につま先のケガだけではなく、もっと複雑なものだったのだけど、寂しいことに2年前の予感が正しかったことが分かったんだ」と言い、「でも、僕は常に全力でやってきた。心を込めてやってきたんだ」と目に涙を浮かべて、言葉をつまらせた。

 キブの最後の公式戦出場は、13年5月6日のナポリ戦となっている。

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