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矢田旭の1G1Aで名古屋が大逆転も…新潟は高卒ルーキー小泉弾でドローに持ち込む

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[4.2 ナビスコ杯第2節 新潟3-3名古屋 デンカS]
 
 B組のアルビレックス新潟名古屋グランパスの一戦は3-3の引き分けに終わった。新潟は1勝1分。名古屋は1分1敗となった。

 前半は完全に新潟が主導権を握った。新潟は前半17分、左サイドをドリブルで持ち上がったDF金珍洙がエリア内まで持ち上がる。対応したこの日が公式戦初先発となったDFハーフナー・ニッキを含め、ほとんどがクロスを警戒したが、金は勢いのままシュート。豪快なシュートがGK楢崎正剛のニアをぶち抜き、先制点が生まれた。

 さらに攻め込む新潟は前半29分、右サイドからのCKを獲得すると、ニアサイドでDF大野和成が当てて、ファーに流す。これをFW田中達也がワントラップから素早い右足シュートで押し込み、リードを着実に広げた。

 だが後半に入ると試合が一転する。まずは4分、左サイドからのCKを獲得した名古屋は、ニアでニッキが競ったボールをファーでDF田中マルクス闘莉王が左足で押し込み、1点を返す。さらにその2分後の後半6分、MF田口泰士から浮き球スルーパスが出ると、斜めに走り込んだMF矢田旭が左足で流し込み、一気に同点に追いついた。明治大から加入したルーキー矢田は、嬉しいプロ初ゴールになった。

 さらに勢いづく名古屋は後半15分、MF望月嶺臣からのリターンパスを受けた矢田が右サイドを突破。そのままドリブルで持ち上がると、マイナスのクロスを入れる。これを中央に入り込んだMF小川佳純が難なく押し込む。大学先輩後輩ホットラインが機能し、ついに試合をひっくり返した。

 新潟も後半、チャンスがなかったわけではなかった。後半21分にはドリブルで持ち上がったFW鈴木武蔵の強烈シュートが、ポストに嫌われてしまう。同31分にはMF成岡翔のアーリークロスにFW川又堅碁がヘディングで飛び込むが、シュートはわずかに枠上に外れていった。

 後半33分には小川がこの日2枚目のイエローカードを受けてしまい、残り時間、名古屋は10人での戦いを強いられることになった。

 すると、終了間際の後半44分、縦パスを入れてそのままゴール前まで走り込んだボランチの小泉慶が左足を振り抜く。これが楢崎のニアを再び抜き同点。期待の高卒ルーキーが土壇場でスーパーゴールを沈めて、土壇場で新潟を救った。


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