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今季初勝利の遠い仙台。先制もF東京に追い付かれて痛み分け…

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[4.2 ナビスコ杯第2節 仙台1-1F東京 ユアスタ]

 ナビスコカップは2日、グループリーグ第2節を行い、ベガルタ仙台はホームでFC東京と対戦した。試合は後半に動き、ホームの仙台がCKからDF鎌田次郎のゴールで先制する。しかし、F東京も同32分に途中出場のFWエドゥがPKから同点ゴールを決め、試合は1-1で終了している。仙台は未だに公式戦初勝利をあげることができず。また、F東京もナビスコ杯連勝を逃す、痛み分けの一戦になった。

 仙台は4日前の甲府戦(1-1)から5選手を変更。一方のF東京は同日の清水戦(3-1)から、DF森重真人を除く10選手を変更し、この試合に臨んだ。前半、試合の主導権を握ったのは、ホームの仙台だった。前半3分に左SBで先発したDF鈴木規郎の折り返しから、FWウィルソンが右足アウトサイドでシュートを放ったが、ボールは右に外れて行った。

 その後も仙台は2トップのウィルソン、FW武藤雄樹が攻撃に絡み、チャンスをつくる。前半17分には鈴木のパスカットから、ウィルソンが最終ラインの裏へ抜けて武藤にパスを出すが、武藤がオフサイドとなる。同43分には、くさびのパスを受けた武藤が前を向きウィルソンにパスを出す。パスを受けたウィルソンも前を向いてシュートしたが、左へ逸れて行った。

 ボールを保持する時間では負けていないF東京だが、アタッキングサードでのプレーに精度を欠く。チャンスは41分に、右サイドを攻め上がったDF松田陸の折り返しを、FW渡邉千真が右足でシュートした場面くらいだった。

 後半の立ち上がり、F東京はMF石川直宏を下げて、MF米本拓司を投入する。米本はアグレッシブなプレーを見せ、後半2分にはMF東慶悟のFKからヘッドでゴールを狙ったが、枠の上に外れる。同11分にも米本はミドルシュートからゴールを狙ったが、ボールは左へ切れて行った。

 前半より危ない場面の増えた仙台だったが、後半も自陣からのロングパスに前線の選手が抜け出してチャンスをつくる。17分にはウィルソンが左サイドでスルーパスを受けて、GK塩田仁史と1対1の決定機を迎えたが、シュートはGK塩田の好セーブに阻まれた。しかし、これで得たCKから鎌田がヘッドでゴールを決めて、仙台が先制する。

 1点を追う形になったF東京も、後半29分に最後の交代枠で渡邉に代えて、FWエドゥを投入する。その3分後、PA内でボールをキープしたエドゥがファウルを受けてPKを獲得すると、これをエドゥが自ら決めて、試合を振り出しに戻した。

 ホームで今季初勝利の欲しい仙台は、後半37分にFW山本大貴からのパスを受けたウィルソンが、DF高橋秀人が寄せてくる前にシュートしたが、わずかに左へ逸れてしまい、得点できなかった。なおも攻める仙台は、後半アディショナルタイムにも右サイドからのクロスをウィルソンがヘッドで折り返し、DF渡辺広大のシュートはクロスバーを越えて行った。このまま試合は1-1で終了し、両チーム勝ち点1を分け合っている。


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