beacon

[CL]イブラヒモビッチ負傷も、パリSGがチェルシーを3-1で下して公式戦10連勝!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.2 欧州CL準々決勝第1戦 パリSG3-1チェルシー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日に準々決勝の2試合を行い、パルク・デ・プランスではパリ・サンジェルマン(パリSG=フランス)とチェルシー(イングランド)が対戦した。後半途中にエースのFWズラタン・イブラヒモビッチが負傷するアクシデントもあったパリSGだったが、3-1でチェルシーを下して公式戦10連勝。第2戦に向けてアドバンテージとなる1勝をつかんでいる。

 2シーズン連続で8強に勝ち進んだパリSGは猛攻を仕掛け、開始早々に先制点を挙げる。4分、左サイドからMFマルコ・ベッラティが入れたクロスはDFジョン・テリーにヘッドでクリアーされたが、このボールがFWエセキエル・ラベッシの下へ渡る。ラベッシは胸でトラップしてボレーシュートを放つと、これがクロスバーの下をかすめてゴールに決まった。

 先行したパリSGは、守備ブロックをつくってチェルシーの攻撃を受け止める。一方、FWサミュエル・エトーが負傷しているチェルシーは、FWアンドレ・シュールレを1トップに配置していたが、スペースがなく効果的な崩しが見られない。

 逆にパリSGは前半24分にラベッシが前線でボールを受けると、独力で突破して左足シュートを放ったが、ボールはサイドネットに外れて行った。良い流れで試合を進めていたPSGだったが、前半27分にDFチアゴ・シウバがブラジル代表の同僚でもあるMFオスカルをPA内で倒してしまい、PKを与えてしまう。これをMFエデン・アザールに決められて、試合は振り出しに戻った。

 公式戦で4試合ぶりとなる失点を喫したパリSGは、前半31分に右サイドから仕掛ける。DFジャレットが折り返したボールを、ラベッシがゴールを背にして右足でトラップ。その流れのまま反転して左足でのシュートに持ち込んだが、GKペトル・チェフにキャッチされた。同40分にはチェルシーも、MFウィリアンの折り返しを、アザールが左足のボレーで捉えたが、シュートは右ポストに嫌われて逆転はできなかった。

 前半43分にパリSGは、自陣からロングボールを前線に入れると、FWズラタン・イブラヒモビッチが競り勝ち、ボールを折り返す。そこに走り込んだFWエディソン・カバーニ、DFガリー・ケーヒルに倒される形となったが、主審はファウルを認めずに1-1のままで前半を折り返した。

 後半の立ち上がりも、パリSGはサイドからチェルシーを脅かす。後半7分には左からのクロスをラベッシがヘッドで合わせたが、ボールはクロスバーを越えた。なかなかボールを前に運べないチェルシーは、ジョゼ・モウリーニョ監督が動く。後半14分にシュールレを下げて、FWフェルナンド・トーレスをピッチに送り出した。

 しかし、追加点を挙げたのはホームのパリSGだった。後半16分、左サイドでFKを得ると、ラベッシがゴール前にボールを入れる。これがMFダビド・ルイスのオウンゴールを誘発し、再びパリSGがリードした。2点目を挙げた直後にもパリSGは、イブラヒモビッチがPA内でシュートを打ったが、テリーにブロックされた。

 後半24分にパリSGは、イブラヒモビッチが右太もも裏を痛めてしまい、MFルーカスとの交代を強いられた。同29分にはチェルシーもオスカルを下げて、MFフランク・ランパードを投入する。同31分にはパリSGのベラッティが負傷し、MFヨアン・カバイェと交代することになった。同39分にはCFにポジションを映したカバーニが、PA外から右足でゴールを狙ったが、わずかに右に逸れて行った。

 パリSGは後半40分に最後の交代枠でカバーニを下げ、MFハビエル・パストーレを投入する。その後もボールを保持するパリSGが、チェルシーに反撃する隙を与えない。迎えた後半アディショナルタイムには、パストーレがPA内でDFをかわして左足でシュート。これがチェフのニアサイドを破り、パリSGが3点目を挙げて、3-1で先勝している。

▼関連リンク
欧州CL13-14特集

TOP