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主力温存で無敗記録に終止符、バイエルンに苦言も

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フランクフルト監督:「リーグにとって良くないこと」

 5日のブンデスリーガ第29節で多くの主力を温存し、アウクスブルクに敗れたバイエルンの姿勢に、苦言を呈す声も上がっている。その一人が、フランクフルトのアルミン・フェー監督だ。

 史上最速でリーグ優勝を果たし、ミッドウィークにはチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・ユナイテッド戦を控えているバイエルンは、DFフィリップ・ラーム、MFアリエン・ロッベン、MFフランク・リベリをメンバー外とし、そのほか多くの主力をベンチに置いた。

 一方で、DFミチェル・ヴァイザー、MFピエール・エミール・ホイビュルク、DFイリ・サラヒと若い3選手を起用したバイエルンだが、0-1でアウクスブルクに黒星。連続無敗記録は53で止まり、約1年半ぶりにリーグ戦での黒星を喫した。

 フェー監督はバイエルンの姿勢に不満のようで、次のように疑問を投じている。

「アウクスブルクに敗れることはあり得る。だが、バイエルンの先発メンバーを見ると、自業自得と言えるね。彼らがCLに集中するのは理解できるが、EL出場権や残留を争うチームを相手にこうやって負けることに、良い意見は持てないね。リーグにとって良くないことだ」

 アウクスブルクとEL出場権を争っている直接のライバルであるマインツは、どうとらえているのだろうか。同日の試合でフェー監督率いるフランクフルトに0-2と敗れたトーマス・トゥヘル監督は、会見で慎重に語った。

「我々との試合でのバイエルンのメンバーは、我々を評価している印として解釈したし、後になってその見方は確認できた。我々にとって、ベストメンバーと対戦するのは大きな楽しみだった。それ以外は何も言いたくない。私はまだ若い監督だ。リーグ全般の事情について会見で話すことは、まだ当分ないだろう」

 一方で、マインツのクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネジャー)は、「この件について公には不満を口にしない」としつつ、「一つだけ言わせてもらう。バイエルンは、負けた場合に議論が起きることを予想できていたはずだ」と続けている。


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