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J1通算50ゴールで勝負を決めた柏FWレアンドロ「勝利につながって良かった」

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[4.6 J1第6節 柏2-1C大阪 柏]

 柏レイソルは6日、セレッソ大阪をホームに迎え、J1第6節を戦った。前半6分にFW田中順也のゴールで先制した柏は、その後、反撃に出たC大阪の攻撃にしっかりと耐え、後半31分には田中のCKからFWレアンドロがヘッドでゴールを決めて、リードを広げた。終盤にDF丸橋祐介に1点を返されたが、このまま2-1で勝利し、勝ち点を9に伸ばしている。

 貴重な決勝点は、レアンドロにとってJ1通算50ゴール目のメモリアル弾であり、同時に柏加入後、ホームスタジアムである日立サッカー場での初得点でもあった。得点について「嬉しいです」というレアンドロだが、すぐに「ただ、まだ決められるところはあった。それを決められなかったのは課題ですね」と反省も口にした。

 実際、この試合で前半2本、後半2本のシュートを放ったブラジル人ストライカーには、決定機がほかにもあった。前半41分には田中の縦パスがゴール前の混戦からフリーになっていたレアンドロの前にこぼれ、GKキム・ジンヒョンと1対1になった。しかし、シュートはC大阪の守護神に阻まれている。直後のCKもマークを外してヘッドで合わせたが、叩きつけたボールはGKにキャッチされた。後半にも速攻に転じられる場面があったが、ボールのコントロールをミスし、シュートまで持ち込めなかった。

 決定機を生かせなかったのは、個人のコンディションの問題か、連係面の問題なのか。そう聞かれたレアンドロは、「たくさんあったチャンスを決めることはできませんでしたが、それもサッカーの一部です。小さいことが重なった結果だと思います」と、それほど気にしている様子ではなかった。そして「たくさんあったチャンスの中での1点という結果ですが、その1点を決められたことが大きいのです。あのヘディングシュートが勝利につながって良かった。勝ち点3をJリーグで取れた。これはアウェーでも、ホームでもうれしいこと」と、あらためて勝利と決勝点の喜びを噛み締めた。

(取材・文 河合拓)

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