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敗戦を糧にしたい岡崎 「動かないと」

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フランクフルトに0ー2 個人としてチームとしても課題が見えた?

 マインツは5日、ブンデスリーガ第29節のフランクフルト戦に臨み、敵地で0ー2と敗れた。72分までプレーしたFW岡崎慎司は、「課題の見えた試合」と振り返っている。

 ライン・マインダービーでの岡崎は不発に終わった。「2トップで、速い攻撃で前の3人で攻める」というプランだったそうだが、「微妙でした。プレーしていて、どういう攻撃をするか分からなかった」と岡崎。ほとんど手応えはなかった。

「受けるところまではよかった。ダイレクトで落としたり、ポストプレーとかはうまくいっていた」が、「次の攻撃に絡めなかった」。岡崎は「相手のやり方にはまってしまったのかな」と分析する。「このままいったら損やな、という試合をしてしまった」と感じていただけに、「そういう流れを変えられなかった」ことには悔しさが残っているようだ。

 このまま、手をこまねいて見ているつもりはない。「今までは我慢して前に張っていた。ただ、これで70分で代えられるってことになると、引いたり、動かないと、ああいうディフェンスは崩れないと思う。こないときにどうするのかがこれからの課題」と考えていた。

 チームとしても課題はあった。岡崎は「良いときは、困ったらどこに出すというのがあった。そういうのが崩れかけている」という印象を受けたそうだ。マインツではシュポ・モティンがその拠りどころだったが、「シュポ頼みはいいけど、それの一点張り。逆にいくとかがない。いつも形が1つにとらわれすぎている」と、難しい試合を戦うことで改善点が浮き彫りになった。

 今節は手痛い黒星となったが、7位マインツから4位ボルシアMGまでの勝ち点差はわずかに4。岡崎は「サポーターも期待していると思う。チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、そこは獲りたい」と気合い十分だ。今シーズンは残り5試合。自身の課題をクリアして、チームがもう一つ上に行くことで、欧州カップ戦という新しい舞台に立とうとしている。


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