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インテル4試合白星なし、長友は「こういう年もある」

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1アシストも失点関与

 インテルは5日、セリエA第32節のボローニャ戦に臨み、2ー2で引き分けた。長友佑都は、4試合勝利なしという現状に戸惑っている。

 残留争い中のボローニャを相手に、インテルは開始15分頃までハーフコートゲームを演じていた。その序盤に先制したものの、最終的には3試合連続の引き分けに終わっている。

 前節は出番がなかった長友だが、この日は先発に復帰。定位置左サイドハーフを務めると、6分に幸先の良い先制ゴールをお膳立てした。左サイドのライン際、右に持ち出した長友は、素早く中を確認して右足でクロス。FWマウロ・イカルディが最高のタイミングで飛び込んだ。長友は「動きのタイミングがすごく合った。練習どおりです」と振り返る。

 しかし、セットプレーでピンチが出てきたインテルは、次第に相手に押し込まれる場面も増えていった。35分には、長友が失点に絡む。自陣左サイドの深い位置で、長友はギオルギ・ガリクスに突破を許した。

 このシーンについて長友は、「相手が1年に1回あるかないかのターンをした。股を狙っていたのかは分からないけど、相手をほめるしかない」と舌を巻く。ペナルティーエリアに入るまで、多少の余裕はあった。決定機になる前にファウルで止めるという選択肢については「それもあったんですけどね。ファウルじゃなくても大丈夫かなという感覚だった」とのことだ。

 全体を通して見れば、インテルはボールを支配していた。チャンスの数も相手よりは多かった。しかし、これで4試合勝利なし。長友は「これだけボールをキープして、チャンスをつくっても勝てない。(相手に)少ないチャンスを物にされている。そんなに悪いパフォーマンスじゃないと思う。こういう年もあると割り切るしかない」と、苦笑いを浮かべるしかなかった。

「こういう年」だろうと、やはりクラブとして、最低でもヨーロッパリーグ出場権は手にしなければならない。4位フィオレンティーナとともに調子を落としている間に、後続の足音が聞こえてきた。「やっていることは間違っていない」と確信する長友は、残り試合で「勝ち点を稼ぎ続けるしかない」と意欲。次節、敵地でのサンプドリア戦で5試合ぶりの歓喜を目指す。


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