beacon

2季ぶりゴールとなる豪快ミドルにスタジアムどよめき、鈴木「マグレです」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.6 J1第6節 浦和4-0仙台 埼玉ス]

 決まった瞬間、得点者を把握できなかった。浦和レッズは後半35分、MF原口元気からパスを受けたMF鈴木啓太が中央エリア外から右足を振り抜く。弾丸ミドルとなったボールはクロスバーを叩いたが、真下に落ちると、勢いのままゴールラインを越えていった。鈴木のゴールは12年11月17日のホーム広島戦以来、2シーズンぶり。本人も「マグレです」と苦笑いを浮かべたスーパーゴールは、スタジアム中のどよめきを生んだ。

 リーグ戦は4試合ぶりのベンチスタートになった。だが後半に入ってやや相手に流れが傾きかけたところでピッチに送り込まれる。「メッセージとしては、後半に入って少し押し込まれている展開になっていたので、そこでの守備の修正なのかなと。特に指示があったわけではないですが、僕が途中から入るということはそういうメッセージなのかなと、意識して入りました」。

 チームとしてシュート数でも相手を倍以上上回る17本(仙台は6本)を放っての勝利。スコア的にもこれ以上ない快勝に自然と口元が緩む。「今日はそういった意味では決めるべきところで決めることが出来たのは(今後に向けても)大きいと思う」と胸を張った鈴木。最後は「チュンソン(FW李忠成)の右足を除いてね」と茶目っ気たっぷりに答えていた。

(取材・文 児玉幸洋)

▼関連リンク
[J1]第6節スコア速報

TOP