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極度の得点力不足…仙台監督「チャンスはあった」

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[4.6 J1第6節 浦和4-0仙台 埼玉ス]

 6試合で2得点。今季4度目の無得点試合。ベガルタ仙台に突き付けられている現実は厳しい。

 チャンスが全くなかったかと言われれば、そうでもない。前半45分のMF武藤雄樹の折り返しにMF角田誠が飛び込んだ場面や、後半早々にも立て続けに浦和ゴールに迫る場面を作っていた。ただ結果は無得点。グラハム・アーノルド監督も「非常にガッカリした気持ちでいっぱいだ」とため息をついた。

 負の連鎖も止まらない。前半17分には開始早々の接触プレーで負傷したFW柳沢敦が交代を余儀なくされた。「経験がある選手で回りを生かしてくれる選手。たださすがにあれ以上プレーさせることは出来なかった」。苦汁の選択を余儀なくされていた。

 打開策はあるのか。アーノルド監督は「得点というのは局面を変えることが出来る。得点が出来れば、局面が変わるチャンスはあったと思う。それを変えることが出来なかったのが現実だ」と話した。だが具体的な方策を尋ねられると、「規律」という言葉を繰り返すのみで、具体的な案は出てこなかった。

 出口が見えない仙台。起爆剤がほしいところだが、候補が挙がらないのが現状だ。「監督に言われていること、1人1人に与えられている役割を果たしていかなければいけない」と声を振り絞るように話したのはFWウイルソン。今は信じるしかないのかもしれない。

(取材・文 児玉幸洋)

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