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[プレミアリーグEAST]U-19代表ミャンマー遠征メンバーの東京VユースMF三竿、代表定着、アジア突破誓う

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[4.6 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 三菱養和SCユース 2-0 東京Vユース 三菱養和会巣鴨スポーツセンターG]

 4月6日から11日までミャンマー遠征を行うU-19日本代表に選出されているMF三竿健斗(東京ヴェルディユース、3年)はCBとして先発し、先発フル出場。前半は相手が警戒している中でも縦パスを通し続けて攻撃にリズムを生み出した。0-1で迎えた後半はチームがヴェルディらしく、狭い局面を個人技やショートパスで何度も打開していく中で、後方から攻守両面でサポートするなど後押ししたが、逆に1点を失ってチームは0-2で敗戦。開幕戦を飾ることができなかった。

「前半の最初、相手は(縦パスを警戒してパスコースを)閉めているつもりだったと思うんですけど、普通に出すことができたし、それを相手が嫌がっているのを感じた。でも後半は出そうとしてもスッとコースに入られて、あまり縦パスが出せなかったです。後半は前半よりはいいプレーができたけれど、前半はイマイチ戦えていないと思っていました。少しは緊張とかあって身体がいつもよりも動かないとかあったと思う」。2年ぶりのV奪還を目指すプレミアリーグEASTのスタートは悔しい敗戦になった。

 三竿は試合後準備をしてミャンマー遠征へ向けて出発。これまでU-19日本代表ではCB起用が続いているが、今回はMF登録だ。本職であるボランチとして起用される可能性がある。「登録がMFだったので、ボランチとして今できることを100パーセントやってできなかったことを持ち帰ってできるようになりたいです」と力を込めた。

 昨年のU-17W杯で世界を経験している三竿だが、プロ2年目の選手もいるU-19日本代表でプレーすることによってユース年代で得られる経験以上のものを得ることができている。「ユースよりも(プレッシャーなど)厳しさがある。帰った時にその基準でプレーしているので、プレッシャーとか感じないようになっている」と手ごたえを口にする。また、ほとんどが先輩選手という中でU-19代表のチームメートから学べていることもある。「この間の千葉合宿の時に川辺駿選手(広島)は天才かなと思った。スルーパスの出す場所が相手のDFが届かないところへ出すし、嫌らしいなと思った。ゴール前に何度も顔を出してシュートまで持っていくシーンとか自分も参考にしようと思った」。

 U-17W杯はロシア戦とチュニジア戦で先発フル出場したが、欠場したスウェーデン戦でチームは敗戦。「もっと上に行けるなと思っていたんですけど、自分も試合に出ていなくてやりきれない気持ちになりました。自分がワールドカップに出て自分がもう1回こういう大会に出たいと思った。アジアの厳しさに身を置いて世界大会に貢献できるように頑張りたい」と今秋のAFC U-19選手権(U-20W杯アジア最終予選)を突破して再び世界の舞台に立つことが目標だ。兄の湘南DF三竿雄斗は3月22日の岐阜戦でプロ初ゴールとなる決勝点。その活躍も活力に、ミャンマーでU-19代表定着へのアピールをする。

(取材・文 吉田太郎)
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