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バルサとレアル、リーガでも明暗分かれる

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 リーガ・エスパニョーラは12日、第33節を行い、2位バルセロナと3位レアル・マドリーが明暗を分けた。欧州CL準々決勝で敗退したバルセロナは敵地でグラナダに0-1で敗戦。一方のレアルはホームでアルメリアに4-0で快勝し、勝ち点を79に伸ばすと、同78のバルサを抜いて2位に浮上した。勝ち点79で首位のアトレティコ・マドリーは13日に敵地でヘタフェと対戦する。

 バルセロナをホームに迎えたグラナダは前半16分、スルーパスにMFヤシン・ブラヒミが抜け出し、右足で先制点。その後はGKオレスティス・カルネジスが好セーブを連発し、1点のリードを守り抜いた。

 バルセロナは前半30分にFWネイマールが右足ミドルを狙うが、カルネジスがセーブ。後半18分のFWリオネル・メッシの直接FKもカルジネスのビッグセーブに阻まれた。同36分、ネイマールからパスを受けたMFアンドレス・イニエスタが振り向きざまに左足で狙うが、ゴール右へ。最後まで1点が遠かった。

 9日の欧州CL準々決勝第2戦でアトレティコに0-1で敗れ、2試合合計1-2で7シーズンぶりにベスト4進出を逃したバルサ。これで公式戦2試合連続の無得点で2連敗となり、リーグ戦での連勝も5でストップし、6試合ぶりの黒星を喫した。アトレティコが13日のヘタフェ戦に勝てば、勝ち点差は「4」に開く。優勝争いから一歩後退する痛恨の1敗で、16日にレアルと対戦するコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝に向けても不安の募る一戦となった。

 一方、8日の欧州CL準々決勝第2戦ではドルトムント(ドイツ)に0-2で敗れたものの、2試合合計3-2で逃げ切り、4シーズン連続の4強入りを決めたレアル。この日もFWクリスティアーノ・ロナウドを故障で欠きながらも4得点で快勝した。

 立ち上がりから果敢にシュートを狙ったMFアンヘル・ディ・マリアが前半28分に先制点。後半8分にはFWカリム・ベンゼマとディ・マリアのパス交換から最後はMFガレス・ベイルが左足でゴールネットを揺らした。さらに同11分、ベンゼマの右クロスを逆サイドで受けたMFアシエル・イジャラメンディが切り返して右足でシュート。3-0と突き放すと、後半40分には途中出場のFWアルバロ・モラタがダメ押しゴールを奪った。

 3試合連続の完封勝利で3連勝を飾ったレアルは勝ち点を79に伸ばし、バルセロナを抜いて2位に浮上。アトレティコとも暫定ながら勝ち点で並んだ。16日のコパ・デル・レイ決勝、さらにはバイエルン(ドイツ)と対戦する23、29日の欧州CL準決勝に向けても弾みを付けている。


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