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[MOM1011]磐田U-18GK増田将(3年)_ビッグセーブで東海王者に勝ち点3もたらす

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.13 高円宮杯プリンスリーグ東海第1節 磐田U-18 1-0 東邦高 ゆめりあ]

 今季からジュビロ磐田U-18の指揮を執る大木武監督はミスが多く、1-0で何とか東邦を振り切ったチームに対して厳しい評価。後半はミスからショートカウンターをまともに食らうシーンが続き、特に「最後バタバタした」というように、攻守両面で落ち着きを欠いてショートカウンターからピンチを招いた終盤はいつ同点ゴールを献上してもおかしくない展開だった。

 ただ指揮官が「GKのファインプレーで助かった」と語ったように、磐田U-18はGK増田将主将(3年)が同点の好機をつくる相手の前に立ちはだかった。18分にはミスからインターセプトされて相手の右SB齋藤晃一に独走を許したが、決定的な一撃をゴール右外へかき出すと、終盤には41分、47分と至近距離からシュートを放たれながらもビッグセーブを連発。また武器であるブレイクアウェーでディフェンスライン背後へのボールを封じ、セットプレーからゴールを狙った相手のクロスボールもしっかりと弾き返して得点を許さなかった。そして最後まで声でチームを鼓舞し続けてチームに勝利をもたらした。

 決定機をつくりながらも、要所でしっかりと対応されてしまった東邦の横井由弦監督が「1点取れたら良かったが、(磐田U-18は)したたか。試合巧者だった」認めた王者。今後もライバルチームにとって増田は険しき壁になるに違いない。プロとして活躍することを目指す中で、今年はチームで結果を残すこと。過去3年いずれもプレミアリーグ参入戦で敗れ、悲願となっているプレミアリーグ昇格へ、磐田U-18を導く。

(取材・文 吉田太郎)
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