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岡崎、今季5度目の1試合2発!!今季13ゴールで香川の記録に並ぶ

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[4.19 ブンデスリーガ第31節 ドルトムント4-2マインツ]

 ブンデスリーガは19日、第31節2日目を行い、FW岡崎慎司の所属するマインツは敵地でドルトムントと対戦し、2-4で敗れた。岡崎は0-1の前半14分に6試合ぶりとなるゴールを決めると、1-2の後半8分に2得点目。今季5度目の1試合2発で今季通算13ゴールとし、11-12シーズンにドルトムントでMF香川真司(現マンチェスター・U)が記録した日本人最多記録に並んだ。

 前半3分にMFマルコ・ロイスの直接FKがポストを直撃するなど立ち上がりからチャンスをつくったドルトムントは同6分、左CKのセカンドボールをMFミロシュ・ヨイッチがPA外から右足ダイレクトで蹴り込み、先制点を奪った。

 開始早々、1点ビハインドを負ったマインツだが、前半14分、MFユヌス・マリが頭で落としたボールを岡崎がPA手前で受けると、迷わず右足を振り抜く。ミドルシュートは枠を外れているようにも見えたが、DFマッツ・フンメルスの足に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

 ゴールへの積極性が生んだ同点ゴールは、岡崎にとって3月15日のホッフェンハイム戦(4-2)以来、6試合ぶりのゴール。今季通算12得点となり、06-07シーズンにフランクフルトで11得点を挙げたFW高原直泰(現東京V)の記録を上回った。欧州主要1部リーグでの日本人選手によるシーズン最多得点記録は、11-12シーズンにドルトムントで香川が記録した13ゴール。この日本人記録まで、ついにあと1点と迫った。

 岡崎のゴールから4分後の前半18分、ドルトムントはカウンターからMFヌリ・サヒンのスルーパスにMFヘンリク・ムヒタリアンが抜け出し、GKを引き付けて折り返したボールをFWロベルト・レバンドフスキが右足で無人のゴールに流し込んだ。

 1-2と再び勝ち越されたマインツは後半8分、またも岡崎のゴールで同点に追いつく。サヒンがGKに戻そうとしたバックパスを奪い、そのまま右足でゴール。今季5度目の1試合2得点で今季通算13ゴールとし、香川の持つ日本人最多得点記録に並んだ。

 しかし、チームはまたしても直後に失点してしまった。3分後の後半11分、ドルトムントはロイスのFKにDFウカシュ・ピシュチェクがバックヘッドで合わせ、勝ち越しゴール。3-2とみたびリードを奪った。同22分には左CKにフンメルスが頭で合わせたが、岡崎がゴールライン上でクリア。ドルトムントの選手は岡崎のハンドをアピールしたが、主審は逆にゴール前混戦の中でドルトムントの選手のファウルを取った。

 ドルトムントは後半33分、ロイスのスルーパスに抜け出したレワンドフスキがGKもかわしてシュートを打つと、これがカバーに入ったDFニコ・ブンガートの右手に当たった。ブンガートは一発退場。ドルトムントにPKが与えられ、ロイスが4戦連発となるゴールで4-2と突き放した。ドルトムントはこれで4連勝。勝ち点を64に伸ばすと、3位以内が確定し、ストレートインでの来季欧州CL出場権を獲得した。


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