beacon

4点の内3点がPK、磐田vs横浜FCはドロー決着

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.20 J2第8節 磐田2-2横浜FC ヤマハ]

 J2は20日、第8節を各地で行い、ヤマハスタジアムでは前節、開幕戦以来の黒星を喫したジュビロ磐田が3戦連続0-1の完封負けを喫している横浜FCをホームに迎えた。試合開始直後の前半5分に横浜FCが先制するも、PK2発で前半の内に磐田が逆転する。しかし、後半に入ると今度は横浜FCがPKで同点ゴールを奪い、試合は2-2の引き分けに終わった。

 MF寺田紳一がこの試合のファーストシュートを放つなど、序盤からゴールへの意欲を示した横浜FCがいきなり先制に成功する。前半5分、FW飯尾一慶がゴール前でキープして後方のMF安英学へと落とすと、安はシュートを打てるタイミングだったがFW黒津勝へのパスを選択。ボールを受けた黒津が蹴り込み、横浜FCにとっては4試合ぶりのゴールとなる先制点を奪った。

 先制を許した磐田は前半11分、Jリーグデビューを飾ったDF木下高彰が狙ったシュートは枠を外れるが、早い時間帯に1点を取り返そうと前への姿勢を示す。さらに同13分にはCKの流れからMF山田大記、木下とボールが渡り、最後はMF松井大輔がゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定にゴールを取り消された。

 しかし前半20分、磐田に同点のチャンスが訪れる。FW前田遼一がPA内で倒されてPKを得ると、前田自身が落ち着いて決めて試合を振り出しに戻した。さらに前半終了間際にはDF駒野友一の直接FKが相手のハンドを誘い、またもやPKのチャンスを得ると今度は松井がきっちり決めて前半での逆転に成功した。

 後半に入ると主導権を握る磐田が追加点を奪おうと試みるも、なかなか決定機を生み出せない。だが、今季初出場となったGK八田直樹を中心にした守備陣が横浜FCにも決定機を作らせなかった。このまま磐田が逃げ切るかと思われたが、後半35分に横浜FCが同点に追い付く。FWホナウドがPA内でファウルを誘いPKを得ると、ホナウド自身が来日初得点となるゴールを決めて2-2の同点とした。

 両チームともに勝ち越しゴールを狙ったが、そのままスコアは動かずに試合終了。磐田は2戦ぶりの白星を逃し、横浜FCは連敗を3でストップさせている。


▼関連リンク
[J2]第8節 スコア速報

TOP