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柱谷&三浦両指揮官の采配ズバリ、水戸vs東京Vは痛み分け

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[4.20 J2第8節 水戸1-1東京V Ksスタ]

 J2は20日、第8節を各地で行い、ケーズデンキスタジアム水戸では前節、5試合ぶりの勝利を収めた水戸ホーリーホックが、ここまで1勝と苦しむ東京ヴェルディをホームに迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半17分に交代直後のMF馬場賢治がゴールを叩き込んで水戸が先制。しかし同35分に途中出場のDF安西幸輝のクロスからFW常盤聡が同点ゴールを奪い、1-1で試合を終えた。

 前半はともに相手守備陣を崩し切るには至らず、なかなか決定機を作れない。ホーム水戸は前半17分、左サイドのDF尾本敬のグラウンダーのクロスをMF船谷圭祐が左足で合わせるもボールは枠を捉えなかった。一方のアウェー東京Vは前半3分にMF鈴木惇がミドルレンジから狙ったが、シュートはGK本間幸司のセーブに遭う。ともにPA内に侵入する回数は限られ、スコアを動かせないまま前半は終了した。

 後半に入っても一進一退の攻防が続く中、水戸の柱谷哲二監督は後半16分に馬場を投入して試合の流れを変えようと試みる。この采配がズバリと当たった。交代直後の同17分、MF中里崇宏のグラウンダーのクロスに走り込んだ馬場が強烈なシュートを突き刺して先制点を奪った。馬場はファーストタッチをゴールに結び付ける大仕事をやってのけ、指揮官の期待に応えた。

 しかし、このまま逃げ切ることを東京Vは許さない。こちらも三浦泰年監督が送り出した途中出場の選手がゴールを生み出す。水戸を押し込む時間帯が続いた後半35分、途中出場の安西が右サイドから鋭いクロスを送ると、かつて水戸に在籍していた常盤が豪快にヘッドで合わせて同点ゴールを叩き込む。常盤の古巣への恩返し弾で、試合は振り出しに戻った。

 その後は東京Vが攻勢を強めるが、決勝点は生まれず。ともに交代出場した選手が結果を残した一戦は1-1のまま終了した。


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