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香川先発のマンUはモイーズの古巣エバートンに完敗

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[4.20 プレミアリーグ第35節 エバートン2-0マンチェスター・U]

 プレミアリーグは20日、第35節を各地で行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドはアウェーでエバートンと対戦した。ボールポゼッションで上回るユナイテッドだが、エバートンの堅い守りを前にチャンスをつくれない。前半に喫した2失点を返せずに試合終了。古巣との対戦になったデイビッド・モイーズ監督だが、プレミア史上初めてエバートンにダブルを許したユナイテッドの監督になってしまった。なお、香川は先発出場したが得点には絡めずに、後半30分にベンチへ退いた。

 立ち上がりから、ボールの保持率ではユナイテッドが優位に立つ。前半18分には、後方からFWウェイン・ルーニーが蹴ったロングボールを右サイドで攻撃参加したDFクリス・スモーリングがゴール前に折り返す。しかし、これはGKティム・ハワードにキャッチされた。

 その後もユナイテッドはボールを握るが、チャンスの数ではホームのエバートンが圧倒する。前半19分、右サイドからの折り返しをFWスティーブン・ネイスミスがシュート。しかし、DFジョニー・エバンズにブロックされて、得点できない。

 FWロメル・ルカクのポストプレーから、エバートンはチャンスをつくり出す。27分にはルカクがPA外からシュートを放つと、フィル・ジョーンズがハンドで止めてしまい、エバートンにPKが与えられる。これをDFレイトン・ベインズが中央に決めて、エバートンが先制した。

 前半43分にもエバートンは、FWケビン・ミララスが最終ラインの裏を取ると、MFシェイマス・コールマンからスルーパスが送られる。難しい角度からのシュートになったが、ミララスがゴールネットを揺らし、エバートンがリードを2点に広げて前半を折り返す。

 後半に入っても試合の流れは変わらない。後半16分にはユナイテッドのデイビッド・モイーズ監督が動き、エバンズとMFナニを下げて、FWハビエル・エルナンデスアントニオ・バレンシアを起用した。同19分には左サイドでボールをキープしたエルナンデスの折り返しを受けたMFダレン・フレッチャーがミドルシュートを放ったが、シュートは右へ大きく外れて行った。

 守備を固めるエバートンを崩せないユナイテッドは、後半30分に香川を下げて、FWダニー・ウェルベックを起用する。エバートンは同32分にも速攻からネイスミスがボレーシュートでゴールを狙ったが、ボールはクロスバーを大きく越えた。その2分後にもネイスミスは速攻からシュートしたが、GKダビド・デ・ヘアの好セーブに阻まれてしまう。

 それでもエバートンは、ルーニーの決定機をGKハワードが防ぐなど、ユナイテッドをノーゴールに抑えて2-0で勝利。ユナイテッドはリーグ戦の連勝が2でストップした。


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