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長澤5戦連続先発で5連勝!ケルンが2部優勝&1部復帰決める

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[4.21 ブンデスリーガ2部第31節 ケルン3-1ボーフム]

 ブンデスリーガ2部は21日、第31節を行い、MF長澤和輝の所属するケルンが優勝と3シーズンぶりの1部復帰を決めた。ホームにMF田坂祐介の所属するボーフムを迎えた一戦は前半42分に先制を許すが、後半に3ゴールを奪い、3-1の逆転勝利。5連勝で2位以下に勝ち点10差を付け、3試合を残して優勝が決まった。5試合連続の先発となった長澤は後半37分までプレー。田坂も2試合連続の先発でフル出場した。

 勝てば1部昇格と優勝が確定するケルンはホーム大観衆の後押しも受け、立ち上がりから果敢に攻め込んだ。前半21分、浮き球のパスに反応した長澤がPA内で後方からDFにつぶされたが、主審の笛は鳴らず、ノーファウルの判定。同27分には長澤が左足ミドルを狙うが、惜しくもGKの好セーブに阻まれた。

 頭を抱えて悔しがる長澤。すると劣勢だったボーフムも徐々に押し返す。前半41分、右クロスに合わせた田坂のヘディングシュートはポストを直撃したが、このプレーで獲得した左CKから先制点を奪った。

 1点ビハインドで前半を折り返したケルンは後半開始からMFマーセル・リッセを投入。この交代策がズバリ的中する。後半5分、リッセの右足ミドルで1-1の同点に追いつくと、同17分にはPA内でFWパトリック・ヘルメスがDFヨナス・アキスタパーチェに倒され、PKを獲得。アキスタパーチェは一発退場となり、ヘルメスのPKは一度はGKに止められたが、こぼれ球をヘルメスが自ら蹴り込み、2-1と逆転に成功した。

 リードを奪ったケルンは10人の相手に対し、落ち着いてゲームを進める。追加点を狙いながらもリスクを抑えた試合運びでボーフムの反撃を封じ込めた。後半36分には途中出場のFWアンソニー・ウジャーがダメ押しの3点目。直後の後半37分に長澤はベンチに下がったが、そのまま3-1でタイムアップを迎えた。

 5連勝を飾ったケルンは11試合負けなし(7勝4分)で勝ち点を64に伸ばすと、3試合を残して2位G・フュルトとの勝ち点差が「10」に広がり、優勝と来季の1部復帰が決定。今冬に加入したばかりの長澤もシーズン終盤に入ってレギュラーの定位置をつかみ、先発した5試合で5連勝。専修大からJリーグを経由せずにドイツへ渡った22歳のMFが、いよいよ来季、ブンデスリーガ1部に挑戦する。


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