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[CL]A・マドリーとチェルシーの第1戦はスコアレスドローに終わる

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[4.22 欧州CL準決勝第1戦 A・マドリー0-0チェルシー]

 UEFAチャンピオンズリーグは22日、準決勝第1レグを行い、アトレティコ・マドリー(スペイン)とチェルシー(イングランド)が対戦した。ホームのA・マドリーがボール保持率では圧倒したが、最後まで得点を挙げることはできずに0-0のまま試合は終了している。決勝進出を賭けた第2戦は、30日にロンドンにあるチェルシーの本拠地で行われる。

 ホームでイングランド勢に過去5勝4分と無敗のアトレティコ・マドリーは、チェルシーからレンタル移籍中で出場も危ぶまれたGKティボー・クルトワが先発に名を連ねたほか、MFジエゴがスタメンに入り、けがの影響が心配されたFWジエゴ・コスタも試合開始時からピッチに立っている。一方のチェルシーは、FWサミュエル・エトーとMFエデン・アザールが負傷欠場。DFブラニスラフ・イバノビッチが出場停止の右SBには、DFセサル・アスピリクエタを置き、左SBにDFアシュリー・コールが起用された。また、19日のサンダーランド戦(1-2)を病気で欠場したGKペトル・チェフも先発に復帰し、元A・マドリーのFWフェルナンド・トーレスが1トップに入っている。

 組み合わせが決まったときからA・マドリーのGKクルトワに注目が集まった一戦。試合が始まると、チェルシーのGKにアクシデントが起こる。前半15分、A・マドリーにCKを与えたチェルシーは、相手のクロスをGKチェフがパンチングする。その着地したところにFWラウール・ガルシアが飛び込むと、チェフは受け身をとれずにグラウンドに叩きつけられて負傷し、GKマーク・シュウォーツァーとの交代を余儀なくされた。

 試合はA・マドリーが押し込み、チェルシーがロングカウンターに出る展開となる。前半28分にはMFウィリアンが自陣からボールを持ち上がり、前線のMFラミレスにパス。左にF・トーレスもいる状況で、ラミレスはシュートを選択したが枠を左に逸れた。A・マドリーも同30分に左サイドからのクロスをラウール・ガルシアがヘッドで合わせたが、シュートはクロスバーを越えて行った。34分にもA・マドリーはMFマリオ・スアレスが距離のある位置から鋭いシュートでゴールを狙ったが、右に外れている。

 両チーム、シュートに行く回数は少ない中で、前半41分にはA・マドリーがチャンスをつくる。右サイドのクロスが流れたところをPA内で待ち受けていたジエゴ・コスタがシュートしたが、DFにブロックされた。その後もジエゴがPA外からゴールを狙ったがGKシュウォーツァーの正面を突き、前半はスコアレスで終了した。

 後半もボール支配率ではA・マドリーが上回る。10分には後方からのロングボールをGKシュウォーツァーがパンチング。こぼれ球を拾ったジエゴがシュートに持ち込むが、再びシュウォーツァーが正面で抑えた。同14分にはチェルシーも、F・トーレスが左サイドをドリブルしシュートするが、GKクルトワにキャッチされた。その1分後には再びジエゴがミドルシュートからゴールを狙ったが、枠を捉えきれなかった。

 後半15分、A・マドリーは積極的にシュートを打っていたジエゴを下げ、けがから復帰のMFアルダ・トゥランを起用する。同19分にはそのアルダ・トゥランに対して、MFフランク・ランパードがタックル。これで警告を受けたランパードは、ホームでの第2レグに出場できなくなった。同28分にチェルシーは負傷したDFジョン・テリーに代えて、MFアンドレ・シュールレを起用し、ダビド・ルイスを最終ラインに戻した。

 その後もA・マドリーが何度か好機をつくるが、得点を挙げられない、残り10分を切りA・マドリーはラウール・ガルシアを下げて、FWダビド・ビジャをピッチに送り出す。アディショナルタイムには、後方からのボールを受けて、ジエゴ・コスタがヘッドでゴールを狙ったが、これもGKシュウォーツァーにキャッチされる。0-0のまま、試合は終了した。

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