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岡崎2戦連発の今季14ゴール目!!“香川超え”で日本人記録更新

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[4.26 ブンデスリーガ第32節 マインツ2-0ニュルンベルク]

 ブンデスリーガは26日、第32節2日目を行い、FW岡崎慎司の所属するマインツはホームでMF清武弘嗣とMF長谷部誠の所属するニュルンベルクと対戦し、2-0で快勝した。1トップで先発した岡崎は前半30分に2戦連発となる先制点。今季通算14ゴールとし、11-12シーズンにドルトムントでMF香川真司(現マンチェスター・U)が記録した13ゴールを上回り、欧州主要1部リーグでの日本人最多得点記録を塗り替えた。

 前節のドルトムント戦(2-4)で2ゴールを挙げ、香川の記録に並んだ岡崎。試合後に「ここまで来たら取りにいきたい」と、“香川超え”に意欲を見せていた言葉どおり、2戦連発となるゴールで日本人選手の新記録を樹立した。

 前半30分、左後方からのMFヨハネス・ガイスのFKを冷静にヘディングで叩き付け、ゴールネットを揺らす。岡崎の今季通算14ゴール目で先制したマインツは前半44分にも左CKから岡崎が競ったこぼれ球をMFクリストフ・モリッツが蹴り込み、追加点。2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 4連敗で自動降格圏の17位に低迷するニュルンベルクは23日にヘルトヤン・フェルベーク前監督を解任し、U-23チームを率いるロジャー・プリンツェン氏が暫定監督に就任。残り3試合で逆転残留を目指したが、この日も苦しい展開となった。前半4分、トップ下で先発した清武がPA内にドリブルで仕掛けたが、シュートまでは持ち込めず。その後はなかなかいい形でボールに絡めなかった。

 後半もマインツのペースでゲームは進み、2点リードを生かして余裕の試合運びを見せた。ニュルンベルクは後半29分、左クロスから清武が右足ボレーで狙うが、シュートはDFがブロック。必死の反撃も空転し、マインツが2-0の完封勝利で2試合ぶりの白星を挙げた。岡崎は後半45分に交代。マインツは暫定ながら6位に順位を上げ、来季EL出場権獲得に大きく前進した。

 一方、5連敗となったニュルンベルクは勝ち点26から伸ばせず、順位も自動降格圏の17位のまま。前日25日に引き分けた15位シュツットガルトとの勝ち点差は残り2試合で「6」に開き、得失点差で17の差があるため(シュツットガルトは-11、ニュルンベルクは-28)、事実上、16位以下が確定した。あとは2部3位との入れ替え戦に回る16位に滑り込めるかどうか。勝ち点1差で追う16位ハンブルガーSVは明日27日に敵地でアウクスブルクとの対戦を残している。


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