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富山「ヒヤヒヤ」初勝利、3日で最下位脱出

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[4.29 J2第10節 富山3-2松本 富山]

 カターレ富山が今季10試合目にしてうれしい初勝利を挙げた。ホームで松本山雅FCと対戦した富山は、後半34分までに3点のリードを奪う。その後松本の反撃に遭うが、3-2で逃げ切った。カマタマーレ讃岐横浜FCに0-1で敗れたため、1節で最下位を脱出した。

 終盤に試合はドドドと動いた。まずは後半15分、富山はカウンターからMF中島翔哉が持ち上がると、クロスをファーサイドでFW苔口卓也がヒールで落とす。これを狙ったFW白崎凌兵のシュートはクロスバーを叩いてしまうが、こぼれ球を中島が押し込み、先制に成功した。

 さらに勢いづいた富山は後半26分、DF高准翼がエリア内にスルスルとドリブルで侵入。相手3人をかわして左足でゴールを奪ってみせると、同34分にはDF池端陽介の右クロスを苔口が頭で合わせて、3点のリードを奪った。

 しかし松本も意地を見せた。まずは後半38分、FW船山貴之の折り返しをFW岩上祐三が蹴り込む。同42分にはロングスローの流れから船山が押し込み1点差に迫るが、反撃もここまで。チームの敗けなしは3戦で止まった。

 初勝利を挙げた富山。26日には最下位に転落していたが、わずか3日で脱出成功となった。だが、先制点の中島は「3点取れたけど、2点返されてヒヤヒヤさせてしまった」と反省。3点目の苔口は「こういう試合をどんどんものにしていきたい」と意気込んだ。

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