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[CL]A・マドリーがチェルシーに逆転勝ち!40年ぶり決勝進出!!決勝はマドリードダービーに

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[4.30 欧州CL準決勝第2戦 チェルシー1-3A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4月30日、準決勝第2戦を行った。敵地に乗り込んだアトレティコ・マドリーチェルシーを3-1で粉砕。2戦合計でも3-1で勝利したA・マドリーが、40年ぶりの決勝進出を決めた。5月24日に行う決勝では、レアル・マドリー(スペイン)とのマドリードダービーを戦う。

 1週間前のマドリードでの一戦を0-0で引き分けた両チーム。場所をロンドンに移しての第2戦。第1戦で負傷し、出場が危ぶまれていたチェルシーDFジョン・テリーも、無事先発メンバーに名を連ねた。一方のA・マドリーでは11年にチェルシーに加入しながらも、すぐにA・マドリーにレンタル移籍に出されているGKティボー・クルトワがスタンフォード・ブリッジデビューを飾った。

 開始4分、A・マドリーにチャンスが訪れる。左CKをMFコケが入れ直すと、クロス気味のボールがそのままクロスバーを叩く。チェルシーはいきなり肝を冷やすシーンを作られた。

 チェルシーも前半23分、右からのロングスローを受けたDFダビド・ルイスがワントラップからオーバーヘッドで狙う。しかしシュートはわずかに左に外れていった。

 だが前半36分、ついに試合が動く。チェルシーは右サイドのコーナースポット付近でMFウイリアンがDF2人に囲まれながらも粘る。入れ替わるように交わすと、そこに走り込んでいたDFセサル・アスピリクエタがマイナスに折り返す。これをFWフェルナンド・トーレスが押し込む。MFマリオ・スアレスに当たってコースが変わったことも幸いし、チェルシーが先制に成功した。

 しかしA・マドリーも負けていない。前半44分、MFチアゴ・メンデスがアーリークロスを入れると、右サイドからDFフアンフランがギリギリでマイナスに折り返す。これを受けたFWアドリアン・ロペスが豪快に蹴り込み、前半のうちに試合を振り出しに戻す。同点の場合は必ずアウェーゴールで上回るA・マドリーが振り出しに戻して前半を折り返した。

 勝つしかないチェルシーがやはり先に動く。後半9分、DFアシュリー・コールに代えてFWサミュエル・エトーを投入。しかしこれがまさかの展開を生む。同13分、A・マドリーのCKがこぼれると、エリア内の競り合いでエトーがFWジエゴ・コスタの足を引っかけてしまう。

 このPKをジエゴ・コスタが狙う。ジエゴ・コスタは遅延行為を取られるほど、慎重になるが、GKの逆を突くシュートをゴール左に蹴り込み、A・マドリーが逆転弾を突き刺した。

 もう点を取るしかないチェルシーだが、焦りとは裏腹にゴールが遠い。後半19分にはFKをダビド・ルイスが頭で狙うが、シュートがポストを叩くと、跳ね返りのボールもクルトワに弾かれ、ゴールとはならなかった。

 すると、後半27分、A・マドリーは右サイドからフアンフランがクロスを上げると、MFアルダ・トゥランがヘディングシュート。シュートはクロスバーに当たるが、跳ね返りを再びトゥランが右足で押し込み3点目。スタンフォード・ブリッジを静まり返らせる、ダメ押し点を突き刺した。 

 A・マドリーの決勝進出は欧州チャンピオンズ杯時代の1973-74年大会以来、実に40年ぶり2度目。この時の決勝は再試合まで決着がもつれるが、惜しくもバイエルンに敗れている。悲願の初優勝を目指し戦う相手は宿敵レアル・マドリー。運命の決勝戦は5月24日、ポルトガルのリスボンにあるエスタディオ・ダ・ルスでキックオフする。


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