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スタンダールが退場者4人も出た試合を制し、6戦ぶり白星で暫定首位浮上

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[5.2 ベルギーリーグPO1第7節 スタンダール・リエージュ4-1ズルテ・ワレヘム]

 ベルギーリーグは2日、プレーオフ1の第7節1日目を行った。日本代表GK川島永嗣の所属するスタンダール・リエージュはホームでズルテ・ワレヘムと対戦し、4-1で勝利した。フル出場した川島は、この日も安定したセービングを見せ、チームの6試合ぶり勝利に貢献している。

 スタンダールは、レギュラーシーズンを首位で終えたが、前節アンデルレヒトに敗れたことで首位の座をクラブ・ブルージュに明け渡し、2位となってしまった。しかし、勝ち点差はまだ「2」差。この試合で勝ち点3を獲得して、4日に試合を行うクラブ・ブルージュにプレッシャーを掛けたいところだ。

 試合は前半10分、スタンダールが幸先よく先制に成功する。左スローインを受けたFWミッキー・バチュアイが深い位置から相手に囲まれながらも強引に中央に折り返し、FWイゴール・デ・カマルゴが右足シュート。一度は右ポストを叩くも、跳ね返りを押し込んで、先制のゴールネットを揺らした。

 さらに前半19分には、MFカルセラ・ゴンサレスがドリブル突破からPA内で倒されて、PKを獲得。これをMFムヤンギ・ビアが冷静にゴール左隅に決めて、2-0。リードを広げると、同28分にも決定機が訪れたが、バチュアイの折り返しをダイレクトで合わせたDFカヌのシュートは至近距離でクロスバーを叩いた。

 前半を2-0で終えたスタンダールは、後半7分、バチュアイのリターンをPA内で受けたデ・カマルゴが飛び出したGKサミー・ボスットに倒されて、この日2回目のPKを獲得。さらにボスットは決定機阻止でレッドカードを提示され、スタンダールは数的優位に立つ。このPKをバチュアイがしっかり決めて、3-0と突き放した。

 後半23分にはMFトルガン・アザールにPKを決められ、3-1と2点差に詰め寄られる。同26分にはアザールのファウルから両チームの選手が小競り合いで、DFファン・ダンメとFWイドリッサ・シラが一発レッドで退場となり、さらに抗議したズルテ・ワレヘムのフランキー・デュリー監督が退席処分となった。

 レッドカードが3枚も出る荒れた展開となったが、スタンダールは後半36分、MFポール・ジョゼ・ムポクのスルーパスに抜け出したムヤンギ・ビアがGKと1対1になると、横にパスを出す。これをFWイモー・エゼキエルが楽々とゴールに流し込んで、4-1と試合を決めた。

 後半40分にはまた退場者が出て、ズルテ・ワレヘムは8人となった。スタンダールはそのまま4-1で試合を終えて、暫定首位に浮上。さらにプレーオフ第1節以来、6試合ぶりの白星を飾った。


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