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ようやく生まれた550分ぶりゴール、G大阪下した横浜FMが8戦ぶり勝利

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[5.3 J1第11節 横浜FM2-0G大阪 日産]

 J1は3日、第11節を各地で行い、日産スタジアムではここ7戦未勝利の14位横浜F・マリノスが2連敗中で15位のガンバ大阪をホームに迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半7分にFW藤田祥史のゴールで先制した横浜FMが同16分にDF中澤佑二の得点でG大阪を突き放すと、そのまま逃げ切って8戦ぶりの白星を手にした。逆にG大阪は今季初の3連敗を喫している。

 ここ5戦連続ノーゴールと得点力不足に悩む横浜FMはシステムを変更。ベースとなる4-2-3-1ではなく4-4-2を採用し、前線には藤田、FW伊藤翔と2人のストライカーを並べた。対するG大阪は4-4-2のシステムに変更はないものの前節からメンバーを3人入れ替え、DFオ・ジェソク、MF大森晃太郎、FW佐藤晃大を先発起用してこの一戦に臨んだ。

 ともに下位に沈んでおり、浮上のきっかけをつかみたい両チームの対戦で、最初にリズムをつかもうとしたのはホームの横浜FMだった。シンプルに2トップ目掛けたボールを多用し、こぼれ球を回収すると両サイドへ展開。両SBのDF小林祐三、DF下平匠も果敢に攻め上がりクロスを供給した。しかし、ボールが味方に合わずに決定機を創出できず。前半21分にMF三門雄大がミドルシュートを放った以外は、なかなかシュートまで持ち込めなかった。

 徐々に流れを引き寄せるG大阪は前半6分に相手最終ラインの裏に抜けたDF藤春廣輝が決定機を迎えるも、シュートはGK榎本哲也の好セーブに遭い、こぼれ球を狙ったFWリンスのヘディングシュートは枠を外れた。さらに同11分にはMF内田達也がPA内から強烈なシュートを放ったが、またもや榎本に弾き出されて先制点を奪うには至らない。

 ともに相手のプレッシャーに苦しみ、徐々に試合は中盤でのつぶし合いが続く展開に。互いのミスも重なり、シュートまで持ち込めず、前半40分にはMF中村俊輔のパスから完全に抜け出した下平がネットを揺らしたがオフサイドの判定でゴールは取り消され、前半はスコアレスのまま折り返した。

 しかし、後半開始早々の7分に横浜FMが先制に成功する。中村のスルーパスに反応した伊藤が最終ラインの裏に抜け出すとグラウンダーのクロスを送り、ゴール中央に走り込んだ藤田がワンタッチで流し込んでネットを揺らした。第5節鹿島戦の前半42分に生まれたDF栗原勇蔵の先制点以来、チームにとってリーグ戦550分ぶりのゴールとなった。さらに攻勢をかけたい横浜FMは中村に代えてベンチスタートとなったMF齋藤学を投入する。

 勢いに乗りたい横浜FMだったが、直後の後半9分にはMF大森晃太郎、同15分にはリンスにゴールを強襲されてしまう。しかし、大森のシュートにはこの日好調の榎本が立ちはだかり、リンスのシュートにはDFがプレッシャーを掛けて枠を捉えることを許さず。G大阪の猛攻をしのぐと、後半16分にはMF藤本淳吾のCKを中澤が豪快にヘディングで合わせて追加点を奪い、リードを2点差に広げた。

 1点を返したいG大阪は後半22分にDF今野泰幸とMF倉田秋を同時投入し、さらに同28分にはFW宇佐美貴史をピッチに送り込んで横浜FMゴールをこじ開けようとする。しかし、中澤、栗原、榎本を中心とした横浜FM守備陣は高い集中力を保ち、G大阪に最後まで得点を許さなかった。結局、このまま逃げ切った横浜FMは8試合ぶりの歓喜の瞬間を迎えた。

(取材・文 折戸岳彦)

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