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G大阪が今季初の連勝、豊スタで勝てない名古屋は今季5戦全敗

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[5.10 J1第13節 名古屋1-2G大阪 豊田ス]

 ガンバ大阪が敵地で名古屋グランパスを2-1で下し、今季初の連勝を飾った。名古屋は2戦ぶりの敗戦。豊田スタジアムでは今季5戦全敗となった。

 グラウンダーのパスを繋いで崩しにかかるG大阪は、前節今季初ゴールを決めたFW宇佐美貴史がチャンスメークを図る。22分にはこちらも前節今季初ゴールを奪ったMF倉田秋がグラウンダーミドル。これは惜しくもGK楢崎正剛に弾き出されたが、序盤はガンバが優勢に試合を進めた。

 対する名古屋も高さを生かしたサッカーで対抗する。前半34分には名古屋がCKからDF牟田雄祐が決定機を迎えるが、押し込めない。徐々に盛り返してはいったが、前半はスコアレスで折り返すことになった。

 後半に入ると両チーム積極的な動きを見せた。13分にG大阪はMF二川孝広に代えてMF大森晃太郎。名古屋も13分にMF枝村匠馬に代えて故障から復帰したFW永井謙佑、さらに同18分にはMF小川佳純に代えてMF磯村亮太をピッチに送り込んだ。

 そしてついに後半21分、試合が動きを見せることになる。G大阪は左サイドから倉田がグラウンダーのクロスを入れると、宇佐美がヒールで落とす。ボールが混戦を抜けると、裏から走り込んだMF阿部浩之が豪快にネットに突き刺した。阿部のゴールは2試合連続となる今季4点目。直後には裏に抜けた宇佐美がGKと1対1の決定機を迎えるが、これはシュートを左に外してしまい、追加点とはならなかった。

 たまらず名古屋は、FW松田力に代えてDF大武峻を投入。後半24分で3枚のカードを切り終えると、今季は控えていた“禁じ手”、FW田中マルクス闘莉王を最前線に上げる作戦を採用。なりふり構わず、同点弾を奪いに行った。

 だがこれにより守備意識の高まったG大阪守備陣に対し、名古屋はなかなか攻め込むことが出来ない。逆に後半40分、MF遠藤保仁の浮き球パスをエリア内で受けた大森が中央にドリブルで切り込むと、そのままゴールネットを揺らす。後半43分にはCKのこぼれ球を闘莉王に押し込まれ1点を返されたが、G大阪が2-1で逃げ切り、今季初の連勝を飾った。


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