インテル所属の日本代表DF長友佑都が13日、ミラノで開催された日本映画祭で、自らがモデルとなった『ゆうとくんがいく』の試写会に出席した。

　公式サイトによると、長友は「僕が子供たちに伝えたかったことは、この映画のように自分の夢に向けて諦めないことの大切さです」と出来栄えに満足な様子。「僕の夢はサッカー選手になることでした。僕はここにくるまでたくさんの人に支えられてきましたが、これからは僕が支えていける存在になりたいといつも思っています」と話している。

　セリエAは18日で2013-14年シーズンを終える。昨季は9位と屈辱のシーズンを送ったインテルだが、ワルテル・マッツァーリ監督を迎えた今季は、引き分け数はリーグ最多を記録しているが、来季のEL出場権を獲得するなど、徐々にではあるが、立ち直りつつある。長友自身はシーズン最高の5ゴールを記録。「僕はまだ伸びしろがありますが、今シーズンは良いパフォーマンスを見せられたと思っています」と振り返っている。

　12日に発表されたブラジルW杯に臨む日本代表メンバーには、もちろん長友の名前も刻まれている。「W杯に出場するのは夢。嬉しい」と改めて喜びを語ると、「10年南アフリカW杯に出場して以来、僕の中でW杯を手にしたいという気持ちが大きくなる一方です。今、W杯に対する思いはこれまでにないほど高まっています」と気合十分に話している。

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