来季もチームをけん引か

　ミランMFカカがクラブの公式チャンネルで、「ミランの歴史や価値」から再出発しなければいけないと語った。来季もミランをけん引する考えのようだ。

　カカの契約は2015年までだが、チャンピオンズリーグ(CL)に出場できない場合は解消できる条項が含まれている。ミランは来季のCL出場権を得られなかったが、カカは残留するつもりのようだ。クラブの公式ウェブサイトが、同選手のコメントを伝えている。

「ミランの歴史、その価値からリスタートする必要がある。ミランは偉大な歴史を持つクラブだ。そこから再出発するのが正しいことだと思う。僕は自分が全力を尽くし、トレクアルティスタ(トップ下)の位置で100%を発揮できると思っているよ」

「キャリア最高の日々はここで過ごした。復帰を後悔したことはない。ワールドカップに行くという約束を自分にしたんだ。それは実現しなかったけど、悲しくはないよ。全力を尽くしたからね。招集はされなかったけど、たくさんのことがあった。トリノ戦でのケガ以外、僕は多くの試合に出られたんだ。マドリーでは3、4試合連続で出たことがなかった。プレーする喜びを取り戻したんだ」

　また、カカは偉大なる先輩たちから教わってきたことを若手に伝えたいと語った。

「(若手に)経験を伝えたい。ここに来たとき、僕は多くの最高級の選手たちと練習した。(パオロ・)マルディーニ、(アレッサンドロ・)コスタクルタ、(アンドリー・)シェフチェンコ、(クラレンス・)セードルフのようにね。言葉だけじゃなく姿勢で、僕が学んできたことを若手に伝えたい。彼らはミランのユニフォームを着る意味を理解しなければいけないんだ」

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