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リハビリ生活を振り返る内田「W杯で勝ちたい理由は一つじゃない」

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 すでに欧州のシーズンを終えて帰国している日本代表の海外組9選手が17日、都内で合同自主トレを行った。負荷の高いフィジカルメニューを消化し、右太腿裏の故障から順調な回復をアピールしたDF内田篤人(シャルケ)が練習後、報道陣の取材に応じた。

 2月9日のハノーファー戦で右太腿裏を肉離れした内田は再検査で右膝裏の腱が切れていることも判明。急きょ日本に帰国し、手術が必要かどうかの精密検査を受けた。結果、手術を回避し、都内の国立スポーツ科学センター(JISS)で他のスポーツ選手たちとともにリハビリに取り組んだ。

 3月中旬にはドイツへ戻った内田だが、JISSでのリハビリ生活はさまざまな刺激になるのと同時に、自分自身のサッカー観、スポーツ選手としての在り方にまで影響を与えた。

「日本に来て、いろんなアスリートの方たちとリハビリできたのはよかったし、ケガをしていいと思ったことはないけど、ケガをしなかったら行けなかった。チャンピオンズリーグとかよりも、自分の意識として、自分がアスリート、スポーツ選手なんだと向き合える時間になった」

 他競技の選手とリハビリをともにすることで、いかにサッカー選手が恵まれた環境にいるかということも痛感したという。

「マイナーなスポーツと言ったらあれですけど、僕よりも大きなケガをしている人たちが毎日、がんばってリハビリしている姿には心を打たれるものがあった。スポーツ選手とは何なのかを考えるようになった。根本的な部分。スポーツをやってご飯を食べていくということがどういうことなのか」

 だからこそ、ブラジルのピッチで躍動する姿を見せることで恩返ししたいという思いも強い。「4年間やってきたわけだから、この3か月だけではないけど、ケガを治してくれた人、自分を強くしてくれた人、いろんな人がいる。W杯で勝ちたい理由は一つじゃない。自分のためだけでもない」。さまざまな思いを胸に秘め、まずはケガからの完全復活を目指す。

(取材・文 西山紘平)

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