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川島フル出場のスタンダールはPO優勝逃す…来季、欧州CL予選3回戦から出場決定

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[5.18 ベルギーリーグPO1第10節 スタンダール・リエージュ1-0ゲンク]

 ベルギーリーグは18日、プレーオフ1の第10節を行った。日本代表GK川島永嗣の所属するスタンダール・リエージュはホームでゲンクと対戦し、1-0で勝利した。フル出場の川島は完封勝利に大きく貢献。今季最終戦を良い形で終え、21日からの代表合宿に合流する。

 プレーオフ1を優勝すると来季の欧州CLグループリーグからの出場権が与えられる。第9節を終えて首位はアンデルレヒト。スタンダールは勝ち点2差の2位となっている。最終節となったこの試合で逆転するためには、得失点7差であることを考慮すると、アンデルレヒトの敗戦、スタンダールの勝利が条件となる。

 発煙筒の煙がスタジアム中を覆う中始まった試合は、前半3分にいきなり動いた。高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪ったスタンダールが、MFジュリアン・デ・サルのスルーパスからDFダニエル・オパレが右サイドを抜け出して、倒れ込みながら中央に折り返す。これを受けたMFメフディ・カルチェラがワンタッチで相手を交わして、左足でGKの頭上を突き、先制のゴールネットを揺らした。

 その後はお互いにシュート精度を欠き、1-0で前半を終える。一方で同時刻キックオフのアンデルレヒト対ロケレンは、前半20分にFWアレクサンダル・ミトロビッチのゴールで先制したアンデルレヒトが1-0で前半を折り返した。

 まずはこの試合を勝利して終えたいスタンダール。後半開始から攻め込むと、同5分に右サイドから中央に切れ込んだオパレが倒されてFKを獲得する。これをカルチェラが直接狙うもクロスバー直撃。追加点とはならなかったが、同19分にレギュラーシーズン得点王のFWミッチー・バチュアイーを投入し、さらに攻勢を強めた。

 後半31分にはカウンターを受けたが、ベルギー代表DFイェレ・ファン・ダンメと川島の好守でピンチを逃れた。同37分にはFWイモー・エゼキエルがPA内左側の角度のないところから右足を振り抜いたが、これはGKに弾き出された。

 終盤にはゲンクの反撃を受けたが、川島を中心に無失点で抑え、1-0で試合終了。一方のアンデルレヒトは3-1でロケレンに勝利したため、レギュラーシーズンを首位で終えたスタンダールのプレーオフ2位が確定。優勝を逃し、来季の欧州CLにグループリーグからストレートインはならなかったが、予選3回戦からの出場権を獲得した。


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