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練習パートナーの高校生2人を気に掛ける麻也「いいパイプ役に」

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 日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)があらためて左膝の不安を一蹴した。3月下旬の練習中に左膝の靭帯を負傷し、長期離脱。シーズン終盤には練習に合流していたものの、プレミアリーグ最終節も大事を取って欠場した。ただ、都内での合同自主トレ、2部練習が続く鹿児島・指宿合宿と、連日ハードなフィジカルメニューをこなしている。

 報道陣から左膝の状態を問われると、「ほとんど意識せずにやっているし、問題ない。みなさんが思っているほど、自分は意識していない」と強調。オーバーエイジとして参加した12年のロンドン五輪でも、本番直前に右膝内側側副靭帯損傷から復帰したが、当時は右膝にテーピングを巻いた状態だった。「オリンピックのときは、逆によくやったなと思う。今はテーピングも巻いていないし、ほとんど意識していない」と、当時との違いを力説した。

 練習中にはトレーニングパートナーのDF坂井大将(大分U-18)とFW杉森考起(名古屋)に声をかけるなど気に掛けている様子も見せる。杉森は名古屋の後輩にあたり、同じ長崎県長崎市出身の坂井は「地元が近い」そうで、「いいパイプ役になれれば」と、うまくチームに溶け込めるように面倒見役を買っているようだ。

「2人とも非常にいい選手。テクニック的には遜色ないぐらい。彼らも選ばれた選手。その自覚を持たないといけないけど、見た感じでは、そういうのも問題ない」。トレーニングパートナーの2人はアメリカでの事前キャンプまで帯同する。「うらやましいですよ。17歳でこういう場に来れるなんて普通はないですからね」と目を細めた。

(取材・文 西山紘平)

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